毎月昆虫に出会える!「月刊ムシミル」

コノハムシ

コノハムシの写真

写真ギャラリー

体のヒレはまるで葉っぱのようです

コノハムシの成虫

顔を見るとナナフシの仲間とわかりますね

幼虫のときから葉っぱのような見た目です

葉っぱになりきるために脚もしっかりと閉じています

葉っぱのかじり痕と、幼虫の茶色い模様がそっくりです

平べったい

葉っぱについていると食べあとのようです(オオコノハムシの幼虫)

お尻を上げて歩いています(オオコノハムシの幼虫)

小さくても葉っぱのような雰囲気です(オオコノハムシの幼虫)

オオコノハムシの幼虫

レモンリーフの葉っぱを食べています

脚の爪の間には吸盤のようなものが

コノハムシの成虫

コノハムシってどんな虫?

葉っぱにそっくりな昆虫として有名です!
背中には葉脈のような模様が入ってますし、脚などのヒレは葉っぱがかじられたようなデザインにもなっています。
平べったい昆虫が動いている様子はなんとも不思議です。

その様子から英語では「リーフインセクト」や「ウォーキングリーフ」などと呼ばれています。

コノハムシの写真
葉っぱが葉っぱにとまっているようです。

コノハムシ科

コノハムシは、ナナフシ目のコノハムシ科に含まれています。日本にはコノハムシ科の昆虫はいませんが、ナナフシの仲間で近いものだと「ナナフシモドキ」や「エダナナフシ」、「トゲナナフシ」などがいます。

コノハムシの写真
ナナフシは細長い印象ですが、コノハムシは平べったい印象です。
コノハムシの写真
顔を見たら、ナナフシの仲間だ!って感じがしますね。

コノハムシの特徴と成長

薄い体に、葉っぱのようなデザインが特徴的です。
ジャングルの中で生き残るのに、かなり工夫された姿と動きをしています。

コノハムシの成虫

成虫は羽の模様も葉っぱの葉脈のようになっていて、擬態がなかなか巧みです。

コノハムシの写真
体についたヒレの部分は、まるで葉っぱのようです。
コノハムシの写真
成虫のメス。
コノハムシの写真
平べったいけど幅があるので意外にボリューミーです。
コノハムシの写真
横から。
コノハムシの写真
上から。

コノハムシの脚先の構造

コノハムシは平べったい葉っぱに器用に捕まっているように見えます。
風が吹いても簡単に飛ばされることはありません。

脚の先がどんな風になっているのか観察したら、爪の間には吸盤のような器官が大きく発達しています。
そこで張り付くように脚をかけていくのですね。

コノハムシの写真
コノハムシの脚の先には吸盤のようなものが。

コノハムシの卵

四角というか、不思議な形の卵です。

コノハムシの写真
コノハムシの卵

コノハムシの幼虫

幼虫の時期から葉っぱの真似をするのが得意です。

コノハムシの写真
コノハムシの幼虫。まだ羽ができていません。お腹の茶色の丸い点は虫食いのあとでしょうか?
コノハムシの写真
幼虫の時期は、お尻を持ち上げて動くことが多いです。
コノハムシの写真
全体に薄い印象ですね。
コノハムシの写真
コノハムシのお尻。
コノハムシの写真
羽がなくても葉っぱみたいです。

オオコノハムシの幼虫

こちらはオオコノハムシの幼虫です。
種類によって幼虫の雰囲気も変わりますね!

(このオオコノハムシは、上記のコノハムシとは別の種類です。)

コノハムシの写真
葉っぱに馴染んでいますね。
コノハムシの写真
オオコノハムシの幼虫
コノハムシの写真
お尻をあげて歩いています。
コノハムシの写真
葉っぱの裏に隠れています。

隠蔽擬態(いんぺいぎたい)

平たい体に、葉脈やかじられた痕まで葉っぱにそっくりな昆虫です。
葉っぱにそっくりになることで天敵から身を守っているのですが、そのように隠れることを「隠蔽擬態(いんぺいぎたい)」と呼びます。

コノハムシの写真
体の茶色い模様は、葉っぱがかじられた痕とそっくりです。

擬態しているのは見た目だけでなく、その動きも合わせています。
動く時には葉っぱが揺れるようにゆらゆらと動くんですね!

コノハムシの写真
じっとしているときは、葉っぱになりきっているようです。葉っぱから離れた脚はしっかりと折りたたんでいますね。

周りの環境に合わせて、緑のものから茶色くなるものまでデザインも様々です。

しんだふり(擬死)

それでも敵に見つかってしまった時には、木から手を放しヒラヒラと落ちていきます。
そのまま死んだふりをするのですが、そのような行動を「擬死行動(ぎしこうどう)」と呼びます。

生態

食べ物や餌(エサ)

自然下では、マンゴーやグァバの葉を食べて生活しています。
他にも、ドングリなどのカシ類や、バラ科の植物も食べるものが多いです。

コノハムシの写真
レモンリーフの葉っぱを食べるコノハムシ

単為生殖

コノハムシの仲間はメスだけで産卵する種類も多く「単為生殖」と呼ばれます。
オスが現れる種類もいるので、有性生殖で交尾もします。

分布や生息地

東南アジアのジャングルなどに生息します。

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この記事を書いた人

村松佳優

昆虫写真家/講師/カメラマン/ムシミルの運営。

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カメラマンやイベント運営などに携わりながら、大学の講師やクリエイターの支援活動もし、次代の育成にも力を入れて活動しています!
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