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チョウ類まとめ 蝶の図鑑

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チョウ目(鱗翅目)まとめ 蝶の図鑑

チョウ類とは?

蝶(チョウ)と蛾(ガ)は似た仲間で、分類上はチョウ目の同じ仲間です。しかし、日本では一般的にチョウとガを分けているので、わかりやすいようにチョウの仲間をチョウ類としてまとめています。

世界では2万種ほどが知られていますが、日本では250種類ほどが生息しています。

チョウの名前

チョウ類の昆虫は「チョウ、チョウチョ、チョウチョウ」などと呼ばれます。
漢字で書くと「蝶々(ちょうちょう)」ですが、昔は「てふてふ」などとも呼ばれていました。これは「蝶」の漢字を「てふ」と読んでいたからです。
英語では「butterfly(バタフライ)」と呼ばれています。

チョウ類の写真ギャラリー(蝶の図鑑)
Lepidoptera

チョウの種類について

チョウの種類は7つの科にわけられています。

  • シャクガモドキ科 Hedylidae
  • セセリチョウ科 Hesperiidae
  • アゲハチョウ科 Papilionidae
  • シロチョウ科 Pieridae
  • シジミタテハ科 Riodinidae
  • シジミチョウ科 Lycaenidae
  • タテハチョウ科 Nymphalidae

シジミタテハ科やシャクガモドキ科は世界的には分布するのですが、日本では見られない種類のチョウです。

ですから、日本で一般的に「チョウ」というと「アゲハチョウ科、シロチョウ科、シジミチョウ科、タテハチョウ科、セセリチョウ科」の5つに含まれる種類を指すことが多いです。

チョウの人との関わり

蝶の採集やコレクション

チョウはその美しい羽や模様から昆虫採集やコレクションとして昔から愛されてきました。
多くの愛好家や研究者がいることから、研究がかなり進んでいる昆虫でもあります。
さらにその美しい羽は工芸品などにも利用されてきましたし、アクセサリーなどにもモチーフとしてよく登場する昆虫です。

飼育や自由研究

チョウは完全変態をする昆虫で、幼虫の時期であるイモムシの姿から、蛹(サナギ)の期間を経て、羽のある成虫の姿になるのはとても神秘的です。
イモムシは畑などでも捕まえることができるので、学校での観察や自由研究のテーマとしてよく選ばれます。
最近では子どもたちが自然に触れる機会の少なさから、生き物や環境への関心を高めるために色んな観察会も開かれています。

チョウの害虫としての側面

チョウはその見た目の美しさや、ひらひら飛ぶ姿で私達を楽しませてくれますが、幼虫の時期に畑で見つかると害虫として嫌われてしまいます。
代表的な害虫として知られているのはモンシロチョウの幼虫である青虫(アオムシ)などです。畑でキャベツやブロッコリーなどについて虫食いを作ってしまいます。

迷チョウとは?

本来日本に生息していないはずのチョウが、何らかの理由で飛んでやってきたもののことを言います。
台風や偏西風で飛ばされてくると言われていますが、飛べる昆虫ならではです。

海外から飛んできたのなら外来種になるのではと思うかもしれませんが、外来種とは人為的に持ち込まれた種のことを指しているので、分けて迷チョウと呼ばれています。

チョウやイモムシの飼育・観察

実際にチョウの幼虫であるイモムシを飼育観察した経過を紹介しています。

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この記事を書いた人

村松佳優

昆虫写真家/講師/カメラマン/ムシミルの運営。

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カメラマンやイベント運営などに携わりながら、大学の講師やクリエイターの支援活動もし、次代の育成にも力を入れて活動しています!
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