シロチョウ科とは?
世界におよそ1,100種類ほどが生息していて、大きさはチョウ全体では中くらいの印象です。白い羽のものが多く、モンシロチョウなどが代表的ですが、モンキチョウなど色のついた羽のものも含まれます。
シロチョウの仲間の図鑑(写真ギャラリー)
Pieridae
※クリックすると各ページに飛べます。写真と詳しい説明があります。
シロチョウの名前
白い蝶と書いてシロチョウです。
台湾などでは「粉蝶」の仲間として紹介されています。
シロチョウの分類や種類
シロチョウの仲間は日本では約40種類ほどが生息していて、世界では6,000種ほどが知られる大きなグループです。
シロチョウの仲間もいくつかのグループに分けられていて「亜科」と呼びますが4つのグループが見られます。
- マルバネシロチョウ亜科(熱帯アフリカのみ)
- ヒメシロチョウ(コバネシロチョウ)亜科(ヒメシロチョウ、エゾヒメシロチョウなど)
- モンキチョウ亜科(モンキチョウ、ヤマキチョウ、キチョウ、ウスキシロチョウなど)
- モンシロチョウ亜科(モンシロチョウ、ツマキチョウ、ツマベニチョウ、エゾシロチョウなど)
白い蝶が多いグループですが、黄色いものなどもたくさんいます。
シロチョウの幼虫(イモムシ)
モンシロチョウの幼虫の青虫(アオムシ)に代表されるように、緑色で長細いタイプの幼虫が多いですが、「ミヤマシロチョウ」のような毛虫タイプや「ナミエシロチョウ」のような鮮やかな配色のものもいます。
有名なイモムシでは「ツマベニチョウ」の幼虫は大きくなるとまるで蛇のような模様になるので面白いです。
シロチョウの蛹(サナギ)
シロチョウの蛹は「帯蛹型」と呼ばれる形です。
アゲハチョウの仲間と同じように、蛹は頭を上向けて一本の糸を帯のように体を固定します。
シロチョウの飼育
シロチョウの仲間でも特にモンシロチョウは身近な昆虫としても有名です。
成長も早いことから学習用に飼育観察されたり、生命の神秘を学ぶために飼われたりもします。
畑などで簡単に捕まえることもできるので、ぜひ飼育してその成長を見てみましょう。
モンシロチョウの飼育記録~青虫(アオムシ)さんとの思い出を作ろう~
青虫の餌の小松菜も一緒に育て、産卵するところから羽化するところまで観察していきました。
害虫と呼ばれるものもいる
とても可愛いモンシロチョウですが、畑の野菜であるキャベツを始めとしたアブラナ科の植物を好んで食べます。
そのため人の食べるものを食べてしまうので害虫としても有名です。
黒いシロチョウもいる!?
シロチョウの仲間は白いものはもちろん多いの出会うが、キチョウのように黄色い種類もいます。
しかし、海外では「ベニオビシロチョウ」や「マエモンシロチョウ」のように黒をベースにしたシロチョウの仲間もいます。