ハバチ科とは?
ハチ目に含まれるグループで、日本では約500種類が記録されています。虫こぶを作る種類もいたりします。
幼虫はイモムシ型で、様々な植物を食べる種類がいるので、チョウなどの幼虫と間違えることもしばしば。
しかし、ハチの仲間の幼虫なので違う点を覚えておくと間違えないですね。
ハバチ科(蜜蜂科)の写真ギャラリー
Tenthredinidae
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ハバチってどんな蜂?
完全変態をする昆虫で、幼虫の時代から蛹(サナギ)の期間を経て成虫へと大きく姿を変えます。
その成虫の特徴は、胸部と腹部が広い面積で繋がった寸胴体型をしていることです。
ミツバチやスズメバチなどは胸部と腹部がかなりくびれていますよね?
そこが大きな特徴です。
そして、名前にもある通り、この仲間の多くは葉っぱを食べて成長します。
特定の植物に依存している種類も多いので、成虫で見分けのつきにくいものは、幼虫から調べ他方が種類が特定しやすいかもしれません。
幼虫の特徴は?
チョウや蛾のイモムシと似ているのですが、その違いを覚えておくとハバチの幼虫だとわかるようになります。
大きな違いとしては、目と腹脚の数です!
アゲハチョウの幼虫と比較してみましょう!
アゲハチョウの幼虫は単眼が複数個集まっていますが、ハバチの幼虫は左右に単眼が一つずつです。
腹脚とは体の真ん中くらいにある、脚の役割を持った器官のことです。
チョウや蛾の幼虫ではこの腹脚の数は4対以下にですが、ハバチの幼虫は腹脚の数が5対以上あります。
顔の雰囲気で見分けることができれば一番簡単ですが、顔が真っ黒でわからない種類もいるので、ハバチの幼虫はとにかく脚が多いと覚えておくと良いかもしれません。
ハバチは刺さない!
スズメバチやミツバチなどは、産卵管が発達して「毒針」になっています。
ハバチの成虫のメスの産卵管は、産卵をするために発達しているので生き物を刺すようにはできていないのです。
ハバチの飼育
ハバチを飼育して観察した記事を書いています。
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