小さな命に輝きを感じる瞬間を「月刊ムシミル」

46号「月刊ムシミル」昆虫クイズの解説

昆虫をテーマにしたクイズ!

月刊ムシミルでは昆虫を題材にしたクイズ、「ムシミルクイズ」を毎月掲載しています。
第46号ではネコっぽい(?)顔のイモムシの成虫を当てるクイズです!

こちらは、クイズの内容をもっと詳しく解説したページになります。

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さぁ、全問正解できたかな?

ネコっぽい顔の幼虫の名前を当ててみよう!

46号クイズ画像

解答A-3、B-1、C-2

正解を結ぶとこんな感じです!

46号クイズ解答画像

解説

今回はいろいろなネコのように耳があるように見える顔のイモムシを並べてみました。
実際にはツノのような役割をしていると思いますが、こういったイモムシは哺乳類系の動物のようにも見えて人気が高かったりします。

Aの幼虫は特集図鑑でも登場したヒメウラナミジャノメです。
角度が変わっただけなのでサービス問題になりますね。
ネコっぽいと思っているのですが、角度や口の黒色の影響でしょうか。
ブタみたいとも言われた写真です(笑)

ヒメウラナミジャノメの写真
かなり小さなヒメウラナミジャノメの幼虫
ヒメウラナミジャノメの写真
成虫は茶色のジャノメチョウです。

Bの幼虫はトビモンオオエダシャクの幼虫で、ガ類の仲間になります。
とてもゆっくり成長するイモムシで、数ヶ月かけてじっくり大きく成長していきます。
脱皮をするたびに頭部の突起はどんどん伸びていき、どれたけ大きくなるのかと思ったら終齢幼虫ではまた縮みます(笑)
なにかの期待を裏切ってくるのですが、そんな成長も観察していて面白いイモムシです。

ちなみにシャクガの仲間で、シャクトリムシの仲間になる幼虫です。

トビモンオオエダシャクの写真
終齢一個手前はかなり突起が伸びてきました。
トビモンオオエダシャクの写真
終齢幼虫になると突起が丸っこくなって、少し落ち着きます。

Cの幼虫はクロコノマチョウの幼虫です。
長めの突起はネコというよりも、ウサギの印象でしょうか。
他の二種と違った可愛さがありますね!

クロコノマチョウの写真
終齢幼虫は体ももっちりと大きくなるので、可愛い頭部とのギャップもいいですね。
クロコノマチョウの写真
成虫は季節によって夏型や秋型などが見られ、色味などが変化します。

ネコ顔の幼虫?

イモムシの頭部にある突起、ツノと言っても良いと思っていますが、可愛いので耳と呼んだりします。
実際には耳ではないので音は拾えませんが。

タテハチョウの仲間にはこの耳のような部分が発達したものが多くいるように思います。
ガの仲間は、もともとガの種類がとても多いこともあり、頭部がネコっぽく見えるものもいますが、今回のトビモンオオエダシャクは特にハッキリと発達するので観察すると面白いしかわいいです。

生まれたては普通のイモムシで、大きく成長するにしたがって頭部の形が変わっていく様子が特に面白いので、また機会があればぜひ観察してみてほしいですね。

種類によるかもしれませんが、背中を触ると外敵と判断し、背中を大きく反らせてツノで攻撃してきますよ!

さぁ、正解できたかな??


今月のクイズはこれでおしまい!
ちょっとでも楽しみながら昆虫のことを知ってもらえると嬉しいですね。
また、外で見かけた時には色んな昆虫を観察してみてください!

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これからもムシミルをよろしくお願いします!

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この記事を書いた人

村松佳優

昆虫写真家/講師/カメラマン/ムシミルの運営。

昆虫の面白い!魅力たっぷり!
たくさんの人にそれを知ってもらうことで、人も昆虫もよりよい未来を築いていけたらと思ってこのサイト「ムシミル」を運営しています。

カメラマンやイベント運営などに携わりながら、大学の講師やクリエイターの支援活動もし、次代の育成にも力を入れて活動しています!
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