昆虫をテーマにしたクイズ!
月刊ムシミルでは昆虫を題材にしたクイズ、「ムシミルクイズ」を毎月掲載しています。
第45号ではコウチュウの仲間の幼虫が、どんな成虫になるのかを選ぶクイズを出題しています!
昆虫アートの間違い探し「解答」も掲載しているのでチェックしてくださいね!
こちらは、クイズの内容をもっと詳しく解説したページになります。
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さぁ、全問正解できたかな?
Q1.幼虫がどんな成虫に成長するのか結んでみよう!

解答A-3、B-2、C-1
正解を結ぶとこんな感じです!

解説
今回はいろいろなコウチュウ(甲虫)の仲間の幼虫です。
普段は朽木の中などに隠れて過ごしているので見かける機会の少ない幼虫ですね。
Aの幼虫はこの中ではぷっくりとした印象で、普段はドングリの中で過ごしています。
秋にドングリをたくさん持って帰ってきたら、穴を開けて出てきたりする幼虫です。
ドングリから出てくる幼虫には、他にもチョッキリの仲間などもいますが、今回はシギゾウムシの幼虫が正解になるので3番です!
Bの幼虫はタマムシの幼虫です。
タマムシの幼虫はキラキラしていてとてもキレイな印象なので、この中から幼虫を選ぶのに悩んでしまうかも知れません。
しかし、他の多くの甲虫の仲間と同じく、タマムシも朽木などに産卵してその中で幼虫時代を過ごします。
姿が全く違いますが、Bの幼虫がタマムシで、ちょっと頭部が幅広で大きく見えるのがひとつの特徴になります。
写真をよく見ると頭部のあたりは少しざらついていますが、他の部分と比べてちょっと固くなっています。
Cの幼虫はゴミムシダマシの幼虫です。
その中でも少し大型となるサトユミアシゴミムシダマシの幼虫で、成虫になると大きめの甲虫になってちょっと格好良いです。
名前の由来にもなっている前脚をよく見ると、ちょっと湾曲(わんきょく)したデザインで、朽木などにしっかりと捕まるために発達したんだろうなと予想できます。
マットつめて置いておいたら割と成長してくれるので、クワガタなどと一緒に観察してみるのも面白い昆虫です。
甲虫の幼虫が見つかる場所は?
甲虫は種類も多く、決まった材にしか産卵しないものから、広く色んな材に産卵するものまで様々です。
ゴミムシダマシの仲間では、キノコに産卵するものもいますし、タマムシの仲間でもクズノチビタマムシはクズの葉っぱの間に産卵します。
カブトムシなど飼っているとわかりますが、土の上や中にばらまくように産卵するタイプもいますね
成虫の姿が大きく違っても、幼虫は姿が似ているものも多く、種類を調べようと思うと難しいことが多いです。
でも、何系の幼虫なのかまでは雰囲気でわかってくるので、これからも色んな幼虫を見つけていきたいと思っていますよ!
(できれば成長させて同定までいきたいですね、大変)
間違い探しの解答!!
間違いは7つありました!
全部見つけられたかな?

- 左上、アゲハチョウの触角の向き
- 左下、お花の形
- お皿の大きさ
- シロモンの触角の長さ
- 右上、背景のチョウの有無
- すわろーの袖のボタンの数
- 右下、葉っぱの葉脈の模様
さぁ、正解できたかな??
今月のクイズはこれでおしまい!
ちょっとでも楽しみながら昆虫のことを知ってもらえると嬉しいですね。
また、外で見かけた時には色んな昆虫を観察してみてください!
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綺麗な写真をたくさん使って紹介していますので、他の昆虫も是非ご覧になってください。
これからもムシミルをよろしくお願いします!
