小さな命に輝きを感じる瞬間を「月刊ムシミル」

ヒルガオトリバ

ヒルガオトリバの写真

写真ギャラリー

T字のような変わったデザインの蛾

幼虫

蛹(サナギ)

前から。脚も長い。

ヒルガオトリバ

トリバガ科まとめ 鳥羽蛾図鑑

ヒルガオトリバってどんな虫?

ヒルガオなどが生えている場所に生息するトリバガの仲間です。
公園の草むらなどでよく見られ、模様は薄めです。

昼行性ですが、玄関についていることもよくあるので、光に寄っていく走光性も持っているようです。

トリバガ科

昆虫の分類でチョウ目に含まれる、一般的に「蛾(ガ)」と呼ばれる一群にトリバガ科はあります。ヒルガオトリバはその中の一種です。羽は扇子のように折りたたまれており、静止した状態は「T」字のような状態になります。

ヒルガオトリバは「カマトリバガ亜科」に分類されています。

白バックの写真

模様は薄めで特徴がないように思えるが、羽の先がギザギザな印象になるものが多い中で、筆を一筆走らせたようなスッキリした印象になっています。

成虫

ヒルガオトリバの写真
正面から
ヒルガオトリバの写真
ななめから
ヒルガオトリバの写真
横から
ヒルガオトリバの写真
ななめから
ヒルガオトリバの写真
上から

成長(卵・幼虫・蛹・成虫)

卵(たまご)

小さく緑色の卵は葉っぱについていても見つけにくいですね。
探すのに苦労しました。

探すと見つからないのに、ヒルガオを摘んで帰ると、気がついたら幼虫が増えていて何度も混乱しました…。

ヒルガオトリバの写真
緑色の小さな卵。
ヒルガオトリバの写真
幼虫が出ていった卵の殻。食べないようです。

幼虫(ようちゅう)

卵同様、孵化したあとにどこに行ったかわからなくて苦労しました。
しかし、気がつくと食痕とフンが見つかるようになったので、そこからは見失いません。

小さい頃から全体に毛が生えたデザインの幼虫で、色は黄色っぽい状態から緑色になっていきました。

ヒルガオトリバの写真
食痕とフンで幼虫を発見。まだ小さい。
ヒルガオトリバの写真
フンがついていると見つけやすいが、黄色で薄いボディは見つけにくい。
ヒルガオトリバの写真
成長すると葉っぱがみるみる無くなっていきます。
ヒルガオトリバの写真
大きくなった幼虫。

葉っぱの裏にいると・・・

特に晴れた日差しの強い日は、意外と見つけにくい幼虫でした。
葉っぱの裏なんかにいると、逆光が一緒に透けて馴染んでます。

ヒルガオトリバの写真
普通に光があたっているとよくわかる二匹。
ヒルガオトリバの写真
逆光で透けると、とてもわかりにくくなります。

蛹(サナギ)

葉っぱの裏などで蛹化(ようか)します。

エサ用に取ってきたヒルガオを冷蔵庫で保存していたら、その中でサナギになったり成虫になったりするものもいました。寒さには比較的強いようです。

上から見ると、真ん中くらいに少し大きめの黒い模様のあるサナギです。
蛹になっても全体には毛が生えています。

ヒルガオトリバの写真
薄い緑色の蛹を発見。なりたてなのか模様が薄い。
ヒルガオトリバの写真
全体に毛が生えている。
ヒルガオトリバの写真
黄色みが強くなって、黒い模様もはっきりしてきました。
ヒルガオトリバの写真
ケースの裏でサナギになっていた個体。
ヒルガオトリバの写真
上から見た所(ケース越し)。
サナギになる場所に糸をたくさん吐いて、土台を作っているのがわかりますね。

成虫(せいちゅう)

ヒルガオトリバの写真
Tの字のようなフォルムの成虫

分布

北海道から九州まで見ることができます。
ヒルガオがよく生えている場所、草むらなどで見つけやすいです。

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この記事を書いた人

村松佳優

昆虫写真家/講師/カメラマン/ムシミルの運営。

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カメラマンやイベント運営などに携わりながら、大学の講師やクリエイターの支援活動もし、次代の育成にも力を入れて活動しています!
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