飼育日記シリーズは身近でみつけた昆虫の成長を観察し、生き物に興味を持ってくれる人が増えることを期待しています!
大抵の昆虫は、調べると色んな情報が出てきますが、知識として持っているだけでなく実際に観察した記録を写真と一緒に紹介できればと思っています。
クサカゲロウの幼虫との出会い
アゴの鋭い幼虫を見つけました!
クサカゲロウの仲間の幼虫ではないかと思って観察することに。
アゴの鋭さから肉食の幼虫っぽいですね!クサカゲロウの仲間は幼虫の時にはこの鋭いアゴで他の小さな昆虫を捕らえて食べます。
見つけた場所の近くにも、アブラムシやキジラミなどの昆虫がいたので、アブラムシで飼育できるのではないかと思っています。
しかし、驚いたことに少し大きなイモムシも捕食するようで、別の場所で違う個体がハバチの幼虫を捕まえているのを見かけました。
4/30 クサカゲロウの仲間の幼虫
連れて帰ってきた時点ですこしクサカゲロウについて調べているときに「スズキクサカゲロウ」ではないかと当たりが付きました。
近くで成虫も見かけたので、おそらくスズキクサカゲロウです。
5/3 色が変わってきたクサカゲロウの幼虫
数日経っても元気なのでアブラムシを食べてくれているのではないかと思いますが、肉食系の昆虫は飢餓に強いものも多いので注意したいところです。
しかし、ちょっと良く見てみると色が変わってきています。
茶色い色だったのが少し淡い印象の幼虫になりました。
大きさはそんなに変わったようには見えないのですが、なんでしょう??
5/4 葉っぱの下が気に入った
5/5 繭になりきっていない・・・
5/6 新たな仲間登場!
観察していた個体が無事なのかどうか怪しかったので、同じ種類を見つけたので追加で飼育してみることにしました!
他に飼育していたイモムシは3匹飼育していて全滅の可能性とかもあったので・・・。
5/7 更に新たな仲間登場!
違う種類も育てることにしたので、せっかくだから「塵載せ型」のクサカゲロウの幼虫も育ててみることにしました。
クサカゲロウの幼虫の仲間には、背中にゴミを乗せて活動するものが多く知られています。
そのタイプを「塵載せ型」と言うのですが、探しに出てみたらすぐに2匹見つかりました!
この2匹はたぶん同じ種類です。
カオマダラクサカゲロウの幼虫かなと思っていますが、成長を見守ってみましょう!
アブラムシを与えてみたらさっそく食いついています。
新しい仲間も増えたので、どんな成長するのか楽しみです!
5/8 続々と変化が始まっています
5/12 蛹(サナギ)の目が黒くなりました
5/13 クサカゲロウの繭
一匹目が繭を作れなかったのではっきりとしませんでしたが、これでクサカゲロウの仲間が繭を作ってその中で蛹(サナギ)になることがわかりました。
白く丸い繭ですが、よく見ると横に黒い部分が見えています。繭でよくわからないですが、これは穴になって出口にでもなっているのでしょうか?
最初はゴミを巻き込んで繭を作ってしまったのかもしれないと思いましたが、2匹とも同じような繭になったので、これが正しい形なのでしょうね!
5/15 蛹(サナギ)の羽が黒くなりました!
最初に蛹(サナギ)になったスズキクサカゲロウに変化が起きました。羽の部分が黒くなってきました。
比較しやすいように12日時点の写真と並べています。
羽化すると透き通った羽に変わるのに、なぜこの時点で黒くなるのでしょう?
想定外でびっくりしています。
5/16 スズキクサカゲロウが羽化しました!
次の日には羽化していました。
明るいグリーンと透明な羽の美しい昆虫です。
顔に入る模様を確認してもスズキクサカゲロウで良さそうです。
※次回更新もお楽しみに
昆虫の飼育まとめ!生き物と触れ合う楽しさ
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