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リュウキュウアサギマダラってどんな蝶?
南西諸島に住むチョウの仲間ですが、いろんな昆虫館でも飼育されていることから各地で見ることが出来ます。
マダラチョウの仲間で、綺麗な青色をしている南国らしいチョウだと思います。
タテハチョウ科
チョウの分類の中にタテハチョウ科があります。リュウキュウアサギマダラはタテハチョウの仲間ですが「マダラチョウ」の仲間として紹介されることもあります。マダラチョウの仲間は移動性も高く長距離移動をする種類も多く知られています。
リュウキュウアサギマダラの特徴や生態
美しいブルーカラー
水色のマダラ模様が複雑に羽に入った美しいチョウチョです。とても南国らしい色彩と模様で、浅葱色(あさぎいろ)という薄い青緑色の羽をさしているのが由来となっています。
毒を持つ
幼虫の時に食べるのはガガイモ科のツルモウリンカなどの葉っぱです。ツルモウリンカには毒があり、幼虫の時にその毒を体内にためておきます。サナギになって、成虫へと大きくなってもその毒は体内に蓄えたままなのです。ですので、リュウキュウアサギマダラを食べてしまった鳥などは吐き戻してしまうのですが、それを一度経験すると二度と同じチョウを食べようとはしません。ですから、地味な色や模様で隠れるのではなく目立つことによって食べられないようにしている種類のチョウです。
リュウキュウアサギマダラの成長
派手な幼虫(イモムシ)
黒い体に、白く細かい紋がたくさん入った幼虫です。他にもツノのような突起がある上に、その根元は赤くなっていてなんだか毒々しいなどの特徴がたくさんあるイモムシです。
リュウキュウアサギマダラの蛹(サナギ)はとても美しい
ツヤツヤと輝くとてもつくしいサナギです。そのサナギの様子は、まるでアクセサリーかなにかのようで、プラスチックか何かの樹脂で固めたような印象を持っています。そのツヤツヤ感で周りの景色を写し込んで馴染んだり、目立つことによって毒を印象づけるなど色んなことが想像されます。
リュウキュウアサギマダラの生息地や分布など
日本では南西諸島で観察できる昆虫です。しかし、九州などで確認されることもあって海を渡って飛んできているようです。定着はしていないようで「迷チョウ」として扱われています。
昆虫館でもよく見ることができる
南国のチョウで、オオゴマダラと同じく昆虫館でよく飼育されています。昆虫館ではチョウチョが見たくなったら冬も含めて年中見ることができるのでおすすめです!
関西の三大昆虫館まとめの記事
箕面公園昆虫館で
伊丹市昆虫館で
台湾などにも生息し国外でも生息している
移動性も高く国外にも広く生息しています。インドネシアや中ゴックでも見ることができ、日本が見られる一番東の位置だったりします。