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コアオハナムグリ

コアオハナムグリの写真

写真ギャラリー

驚いたのか、変なポーズで止まってしまった。 なんだか可愛い。

よく飛ぶので、蜘蛛の巣にもひっかかりやすい。うまく逃げてきたようだ。

コアオハナムグリってどんな虫?

緑色の体

緑色のことを昔は「青」と表現していた名残で名前に「アオ」と入っているのですね。信号の「赤・黄・青」も実際には緑ですよね。「青々とした緑」なんて表現も使いますね。

体色は他にも赤銅色のものや黒色のものなどもいるが、背中には毛が生えていて、ちょっとふわっとした印象になっているので見分けはつけやすいと思います。

色彩の変化

コアオハナムグリの写真
緑色の強い個体。一番良く見られると思います。
コアオハナムグリの写真
緑色の強い個体。お尻などふわふわした毛が生えていますね!
コアオハナムグリの写真
赤みのある銅色の個体。雰囲気がかわりますね。
コアオハナムグリの写真
赤みのある銅色の個体を正面から。

花に潜るコガネムシ

コアオハナムグリはキク科の植物を混んで食べるようで、ヒメジョオンなどの花に飛んできて花粉を食べていたりしています。ユリなどの花にも潜り込んでいたりするのですが、そうやって花に頭を突っ込んで食事をする様子から花潜り(はなもぐり)が語源になって名前の由来になっています。コガネムシの仲間の中でもよく見られる種類です。

コアオハナムグリの写真
花に頭を突っ込むので花粉だらけになっていることが多いです。

樹液などにもやってくる

樹液などにもやってきて他の昆虫と仲良く食事しているところも観察できます。

コアオハナムグリの写真
シロテンハナムグリやカナブンと一緒に樹液を吸っているコアオハナムグリ。

コガネムシ科

昆虫の分類に硬い羽を持つことが特徴の甲虫(コウチュウ)目があります。コアオハナムグリはその中のコガネムシ科の一種です。この仲間にはカブトムシやカナブンなど有名な昆虫がたくさん含まれています。

分布や生息地など

北海道から南西諸島まで全国的に見られる昆虫です。春から初夏に多く見られ、ちょっとした草原から公園まで色んな所で見かける普通種です。林の中で樹液にやってきたりもします。

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コガネムシ科まとめ 黄金虫図鑑

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この記事を書いた人

村松佳優

昆虫写真家/講師/カメラマン/ムシミルの運営。

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カメラマンやイベント運営などに携わりながら、大学の講師やクリエイターの支援活動もし、次代の育成にも力を入れて活動しています!
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