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パプアキンイロクワガタってどんな虫?
ニューギニア島に生息する美しいクワガタムシで、キンイロクワガタの仲間になります。
色彩の美しいクワガタムシを「色虫(いろむし)」などと呼んだりしますが、同じ色虫のニジイロクワガタよりも小型の種類です。
パプアキンイロクワガタだと名前が長いので「パプキン」と呼ばれたりもします。
クワガタムシ科
クワガタムシの仲間は、甲虫(コウチュウ)目のクワガタムシ科に含まれています。「パプアキンイロクワガタ」もその中に含まれる昆虫で、他にも「ニジイロクワガタ」や「ギラファノコギリクワガタ」、「ヒラタクワガタ」などが近い仲間です。
パプアキンイロクワガタの特徴や生態
美しい色彩の体色と、変わった形の大アゴも特徴的ですが、エサの食べ方も変わっていることで有名なクワガタムシです。
オスとメス
美しい体色と、独特な体の形が特徴的なキンイロクワガタの仲間です。
オス♂
メス♀
バリエーション豊かな色彩
色彩豊かな光沢には変化があり、黄緑色から青緑、銅色など様々です。
飼育下では、さらに変化に富んだ体色を持ったものもたくさん現れ、ブルーやパープル、赤みの強い個体など様々な色のものが見られます。
前脚のナイフと食性
パプアキンイロクワガタの前脚には扇形にになった部分があり、ナイフのようになっています。
これは一体どのような役割を持っているのでしょう?
パプアキンイロクワガタは、木の幹の樹液などを食べる他のクワガタと違って、マメ科などのひょろっとした草にやってきます。
そして、大アゴで葉っぱや茎を固定して、前脚をギコギコ動かして切り落としてしまうのです。
そこからしみ出てきた汁を吸って生活しています。
ナイフを持つのはオスだけでメスは自分で茎を切ることはできません。
ですから、オスのところにやってきて汁をなめます。
ナイフと言っても植物を切ることができるだけで、人の手が傷ついたりするようなものではないです。
触ってみましたが、プラスチックみたいな感触でした。
大アゴと食事の仕方
上に反り返った大アゴはニジイロクワガタに似ていますが、少し違う点は内側にギザギザのノコギリ状の突起がついていることです。
葉っぱを切り落とす時にアゴで固定するのですが、押さえやすいように滑り止めの役割を果たしているのではないかと思います。
体の大きさに合わせてアゴの形にも変化があり、長歯型や短歯型などが見られます。
キンイロクワガタの仲間(種類)
パプアキンイロクワガタはキンイロクワガタ(Lamprima)の仲間になるのですが、何種類かいるので紹介します。
日本で一番見かける機会が多い種類がパプアキンイロクワガタです。
名前(和名) | 学名 |
---|---|
キンイロクワガタ(アウラタキンイロクワガタ) | Lamprima aurata |
パプアキンイロクワガタ | Lamprima adolphinae |
ミカルドキンイロクワガタ | Lamprima micardi |
ラトレイユキンイロクワガタ | Lamprima latreillei |
分布や生息地
ニューギニア島で見られるクワガタムシです。民家近くの植物などにもついているようです。
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