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トウキョウカマガタアブラムシってどんな虫?
まずアブラムシらしくない形が特徴的で、ロケットダッシュをしそうな姿勢で止まっているのが印象的な昆虫です。
図鑑で見たときに、こんなアブラムシがいるのだとびっくりしたものですが、割と近所で見つかりました。
本当に、気をつけて見ないとなかなか気づかない世界なのだと再認識させられました。
近似種の資料がないので「トウキョウカマガタアブラムシ」としていますが、近似種の可能性があります。
トウキョウカマガタアブラムシと違った場合は、正しいものに変更するか「カマガタアブラムシの一種」と変更することになります。
トウキョウカマガタアブラムシの名前の考察
気になるのは「カマガタ」の部分です。
そのフォルムから「カマのような形」という意味だったら「鎌形」かなとも思います。
図鑑に載っている説明には「前脚腿節がカマキリのように太く発達する」と書かれているのですが、わざわざカマキリのようにと書かれているので「カマキリのような肩を持った」という意味があるのだと思っています。
トウキョウカマガタアブラムシの特徴
尖った頭部と長い羽が特徴的で、ロケットを想起させるようなフォルムをしています。
その見た目が充分に特徴的かなとは思うのですが、他にも前脚の付け根(前脚腿節)が太く発達しているのも特徴のひとつです。
トウキョウカマガタアブラムシの生態
周年イロハモミジ(イロハカエデ)で生活しているアブラムシです。
有翅型の成虫だけが出現するようで、集団ではなく点在するように見つかります。
越冬(冬の越し方)
卵の状態で越冬します。
トウキョウカマガタアブラムシの分布や生息地
分布に関する資料がありません。
大阪(本州)で見つけたものと、図鑑に掲載されていた写真が高知県のものだったので、それ以外は不明としておきます。
しかし、トウキョウカマガタアブラムシがつくとされるイロハモミジは全国的に分布していますので、日本全土で見られてもおかしくないかなと思います。
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