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メタリフェルホソアカクワガタってどんな虫?
大きく育つと、体よりも長いアゴを持つ光沢感の美しいクワガタムシです。
ホソアカクワガタの中ではエラフスホソアカクワガタに次いで2番めに大きくなります。
昼行性のクワガタムシで、クワガタ類の中では珍しく花にやってきたり、新芽の汁を食べたりしています。
クワガタムシ科
クワガタムシの仲間は、甲虫(コウチュウ)目のクワガタムシ科に含まれています。「メタリフェルホソアカクワガタ」もその中に含まれる昆虫で、他にも「ニジイロクワガタ」や「ギラファノコギリクワガタ」、「ヒラタクワガタ」などが近い仲間です。
メタリフェルホソアカクワガタの特徴
光沢感のある体色に、オスの長い大アゴが特徴的なクワガタムシです。
オスとメス
オスとメスではその体長に大きな差が出ます。
オスはとてもアゴが大きく発達しますが、メスは他のクワガタのメスと雰囲気は大きく変わりません。
光沢のある体色は、銅金色のものが多く見られますが、ブルーやパープルの個体が現れることもあります。
オス♂
メス♀
大アゴ
大型の個体では、体よりも長く発達する大アゴがカッコ良いです。
小型のものでは印象も変わりますが、大アゴは一度外に広がるように長く伸びます。
これは、新芽などの細い枝に集まる生活で、餌場やメスを争って闘うのに向いているのではないかと言われています。
生態
食べ物や餌(エサ)は?
飼育下では市販の昆虫ゼリーをあげれば喜んで食べます。
自然下では花にやってくることもありますし、イジュの木などの新芽の汁を食べることが知られています。
メスを守る「メイトガード」
オスはメスと交尾をした後にもメスの近くにいます。
これは、他のオスに横取りされないためです。
このような行動を「メイトガード(配偶者への警護行動)」と呼びます。
昼行性のクワガタムシ
メタリフェルホソアカクワガタは昼行性のクワガタムシで、昼間に活動します。
このメタリックな体の色は、明るい昼間に活動するのに、見つかりにくくなるなどの効果があると考えられます。
メタリフェルホソアカクワガタの種類(亜種)
メタリフェルホソアカクワガタは住んでいる島によって、ツノの大きさや形、色彩などが異なってきます。
その特徴から、同じメタリフェルホソアカクワガタでもいくつかの亜種に分けられています。
メタリフェルホソアカクワガタの分布や生息地
インドネシアのスラウェシ島やマルク諸島北部の比較的低地に生息しています。
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