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メタリフェルホソアカクワガタ

メタリフェルホソアカクワガタの写真

写真ギャラリー

メス

細かな毛で茶色っぽく見えます

アゴは長く発達します

一度外に反り返るようなデザイン

光沢のある美しい体色

体は平べったい印象

ブルーやパープルのものが見られることも

オス

メタリフェルホソアカクワガタってどんな虫?

大きく育つと、体よりも長いアゴを持つ光沢感の美しいクワガタムシです。
ホソアカクワガタの中ではエラフスホソアカクワガタに次いで2番めに大きくなります。

昼行性のクワガタムシで、クワガタ類の中では珍しく花にやってきたり、新芽の汁を食べたりしています。

クワガタムシ科

クワガタムシの仲間は、甲虫(コウチュウ)目のクワガタムシ科に含まれています。「メタリフェルホソアカクワガタ」もその中に含まれる昆虫で、他にも「ニジイロクワガタ」や「ギラファノコギリクワガタ」、「ヒラタクワガタ」などが近い仲間です。

メタリフェルホソアカクワガタの特徴

光沢感のある体色に、オスの長い大アゴが特徴的なクワガタムシです。

オスとメス

オスとメスではその体長に大きな差が出ます。
オスはとてもアゴが大きく発達しますが、メスは他のクワガタのメスと雰囲気は大きく変わりません。

光沢のある体色は、銅金色のものが多く見られますが、ブルーやパープルの個体が現れることもあります。

オス♂

メタリフェルホソアカクワガタの写真
オス
メタリフェルホソアカクワガタの写真
光沢のある美しい体色。
メタリフェルホソアカクワガタの写真
長く発達した大アゴ。

メス♀

メタリフェルホソアカクワガタの写真
メス
メタリフェルホソアカクワガタの写真
細かな篆刻が目立つ印象です。
メタリフェルホソアカクワガタの写真
茶褐色の毛が全体に生えているので、角度によっては茶色っぽく見えます。

大アゴ

大型の個体では、体よりも長く発達する大アゴがカッコ良いです。
小型のものでは印象も変わりますが、大アゴは一度外に広がるように長く伸びます。
これは、新芽などの細い枝に集まる生活で、餌場やメスを争って闘うのに向いているのではないかと言われています。

メタリフェルホソアカクワガタの写真
長く発達した大アゴ
メタリフェルホソアカクワガタの写真
アゴの長いものでは、一度外に広がるように発達します。

生態

食べ物や餌(エサ)は?

飼育下では市販の昆虫ゼリーをあげれば喜んで食べます。

自然下では花にやってくることもありますし、イジュの木などの新芽の汁を食べることが知られています。

メスを守る「メイトガード」

オスはメスと交尾をした後にもメスの近くにいます。
これは、他のオスに横取りされないためです。
このような行動を「メイトガード(配偶者への警護行動)」と呼びます。

昼行性のクワガタムシ

メタリフェルホソアカクワガタは昼行性のクワガタムシで、昼間に活動します。
このメタリックな体の色は、明るい昼間に活動するのに、見つかりにくくなるなどの効果があると考えられます。

メタリフェルホソアカクワガタの種類(亜種)

メタリフェルホソアカクワガタは住んでいる島によって、ツノの大きさや形、色彩などが異なってきます。
その特徴から、同じメタリフェルホソアカクワガタでもいくつかの亜種に分けられています。

メタリフェルホソアカクワガタの分布や生息地

インドネシアのスラウェシ島やマルク諸島北部の比較的低地に生息しています。

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この記事を書いた人

村松佳優

昆虫写真家/講師/カメラマン/ムシミルの運営。

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カメラマンやイベント運営などに携わりながら、大学の講師やクリエイターの支援活動もし、次代の育成にも力を入れて活動しています!
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