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メンガタクワガタってどんな虫?
黄褐色の体色に、独特な体型。そして、複数の黒斑が特徴的なアフリカのクワガタムシです。
この模様が人の顔に見えた事からメンガタ(面形)と名付けられたようですが、人の顔が見えてきますか?
メンガタクワガタと呼ばれていますが、他のメンガタクワガタの仲間と区別するために、学名から「メンガタメリー」と呼ばれることもあります。
クワガタムシ科
クワガタムシの仲間は、甲虫(コウチュウ)目のクワガタムシ科に含まれています。「メンガタクワガタ」もその中に含まれる昆虫で、他にも「ニジイロクワガタ」や「ギラファノコギリクワガタ」、「ヒラタクワガタ」などが近い仲間です。
メンガタクワガタの特徴
オスとメス
オスは黄褐色で黒斑模様が入ります。
メスの方が黒斑が大きく、少し黒っぽい印象です。
オスは独特な頭部の形状と、長い触角を持ちます。
オス♂
メス♀
明るい体色
明るい体の色は、太陽の熱を緩やかに吸収するために適応した結果ではないかと言われています。
大アゴと、頭部のでっぱり
下からのぞくと、かなりがっちりしたアゴをしています。
頭部の出っ張りは大型のものほど大きく発達します。
これはオス同士が争った時に、頭部を挟まれることを防ぐ役割があるようです。
生態
高温多湿が好き
成虫、幼虫ともに高温多湿の環境を好むとされています。
しかし、幼虫はかなりの期間の乾燥にも耐えることができる体を持っています。
アフリカの気候に合わせて進化しているようです。
成虫の寿命は短め
幼虫は孵化(ふか)から半年ほどで羽化をするので成長はとても早く感じられます。
しかし、羽化した成虫は長い休眠期間が必要で、休眠期間が過ぎないと性成熟せずに交尾ができません。
性成熟してからの寿命は数ヶ月とあまり長くありません。
アフリカの気候では、低温の雨季や高温の乾季があるので、タイミングを見計らって短期間で繁殖を済ませる必要があったからではないかと考えられています。
分布や生息地
アフリカ中部~西部に生息するクワガタムシです。
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