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ミヤマカミキリってどんな虫?
大型のカミキリムシで、捕まえると力強さを感じます。
夜行性で、樹液などにやってきているところも見かけますが、昼間に建物の端で見かけることもしばしば。
たぶん建物の明かりにやってきて、そのまま日が明けてしまったのでしょうね。
道路を歩いたりしていても、かなり大きくて目立つので、夏場には知り合いからの発見報告もたくさん入ってきます。
※学名に関して
図鑑によって「Neocerambyx raddei」と「Massicus raddei」の表記が見られます。
持っているもので、一番新しい図鑑が「Neocerambyx raddei」の学名で記載されていたので、こちらを先に記載しています。
カミキリムシ科
コウチュウ目に含まれるグループで、日本では約900種類が知られています。するどく発達したアゴは細い枝なら噛みちぎってしまうものもいます。その様子からカミキリムシ(髪切虫)と名付けられました。他にも長い触角を持つものが多いのも特徴です。
ミヤマカミキリの特徴
大きく茶色い体に、金色の微毛が密生しているのが特徴的です。
胸部には、横向きのシワがたくさん入っているのが一番わかりやすいと思います。
大型のカミキリムシで、「ウスバカミキリ」と間違われることもありますが、ウスバカミキリはノコギリカミキリなどに近い仲間だったりします。
(ミヤマカミキリは「カミキリ亜科」、ウスバカミキリは「ノコギリカミキリ亜科」に分類されています。)
ミヤマカミキリ
ウスバカミキリとの違い
ウスバカミキリとの違いでは、ミヤマカミキリの触角はギザギザトゲトゲしていません。
胸部に強い横向きのシワが入るのはミヤマカミキリの特徴になるので、でかい、茶色い、シワが目立つ!だとミヤマカミキリです。
ミヤマカミキリ
ウスバカミキリ
生態や成長
食べ物や餌(エサ)は
卵は、クヌギやコナラや色んな樹木に産卵されます。
生木であっても幼虫が中を食べてしまうので、木が衰弱する原因にもなりますが、樹液を出すのに役立っているとの話もあります。
成虫は樹液などにやってくるのが見られます。
夜行性
基本は夜行性で活動をしており、明かりなどにやってくる走行性も持っています。
生息地が近ければ、夜中にやってきたと思われるミヤマカミキリが建物で見つかったりもします。
分布や生息環境
日本では北海道から九州まで見ることのできる昆虫です。