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コガタスズメバチってどんな虫?
オオスズメバチを一回り小さくしたようなスズメバチの仲間です。攻撃性はそんなに高くないのですが、木の枝や家屋などの開けた場所に巣を作るために、手入れのときに巣を刺激してしまって被害に合うことも多いようです。
コガタスズメバチの特徴や見分けるポイント
腹部の付け根、一本目の帯が黄色ではなく赤褐色です。(オオスズメバチは黄色)
三本目の帯も赤黒くなっています。
頭楯と呼ばれる顔の部分では、オオスズメバチは4つの突出部があるのですが、コガタスズメバチは5つに分かれています。
腹部の先は黄色になっているのも特徴です。(ヒメスズメバチは黒色)
スズメバチ科
昆虫の分類でハチ目があり、その中にスズメバチ科があります。コガタスズメバチはそこに含まれる昆虫で、近い仲間にはオオスズメバチやキアシナガバチなどがいます。
コガタスズメバチの名前の由来
スズメバチの名前の由来は鳥の「雀(スズメ)」ほどにも大きなハチというところからきています。オオスズメバチなどと比べ小さいことから「小型(コガタ)」と名付けられていますが、他のスズメバチの仲間と大きさを比べても大きかったりします。日本の中では中型の印象です。
餌(エサ)や食べ物は?
幼虫は、成虫が狩ってきた他の昆虫を肉団子にしたものを与えられます。成虫は幼虫が出す栄養液でエネルギー補給をしたり、足りないときには樹液や花のミツなどに集まります。
危険性は?
スズメバチの仲間はみんな毒を持つことで有名です。
オオスズメバチと比べると毒性は弱いですが、毒があることに違いはありませんので、刺されないように注意しましょう。
オオスズメバチのページで毒についてや、刺された時の対処法などの説明も書いています。
夜中にも活動する?
深夜でもライトにやってくるのを見かけますので、気をつけたいですね。
巣の場所や特徴
コガタスズメバチは茂みの中の木の枝や、家屋に球形の巣を作ります。
オオスズメバチは樹洞などを利用して地面の下に巣を作るので、種類によって生活空間に違いがあります。
巣の形がとっくりみたいな時期がある?
女王が巣を作り初めた頃は球形の先が突出していて、まるでとっくりのような形をしていますが、巣を大きくするにつれて丸い形にしていきます。