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ヤマトアシナガバチってどんな蜂?
アシナガバチの仲間で、よく狩りをしているところを見かけます。集団で生活し、働き蜂が他のイモムシなどを狩って幼虫を育てます。
公園や山を歩いていると、草むらをゆらゆらと飛びながら獲物を探していますよ。
スズメバチ科
昆虫の分類でハチ目があり、その中にスズメバチ科はあります。ヤマトアシナガバチはスズメバチ科の昆虫で、近い仲間にはオオスズメバチやキアシナガバチなどがいます。
ヤマトアシナガバチの形態/特徴
ヤマトアシナガバチの見分け方
アシナガバチの仲間は見た目も似ているものが多いでので見分けるのが難しいことがあります。
ヤマトアシナガバチの特徴をまとめておきます。
- 背中の上に模様(キボシアシナガバチやコアシナガバチは黒い)
- 背中の後ろ側にも明瞭な帯がある(キボシアシナガバチやセグロアシナガバチには無い)
- 腹部の明瞭な帯が途切れない
- 褐色を帯びた黄色い腹部(キアシナガバチはもっと黄色い)
- 体長は15mm~23mm程(セグロアシナガバチやキアシナガバチは20mm~26mm程ある大型)
ヤマトアシナガバチの巣
巣にも特徴があります。
ヤマトアシナガバチの巣は蛹室(ようしつ)のフタが黄色をしています。
キボシアシナガバチなども黄色いですが、コアシナガバチは蛹室のフタは白色をしています。
ヤマトアシナガバチの生活の様子
ヤマトアシナガバチは女王が一匹から巣を作って働き蜂を増やし、集団生活をするようになります。
巣での集団生活には様々なドラマがあります。
ヤマトアシナガバチの生態
ヤマトアシナガバチの狩り
成虫が獲物を狩って、肉団子にしたものを幼虫は食べます。
成虫のアシナガバチは幼虫が出した栄養液や花の蜜などを食べるので、この肉団子は幼虫のために作っています。
イラガの幼虫の捕獲
イラガは人間が触るとチクチク痛む毒を持っているのですが、ヤマトアシナガバチから身を守ることはできないようです。