マイマイカブリ

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マイマイカブリの写真

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長い頭が特徴的なヒメマイマイカブリ

長い頭はカタツムリの殻に突っ込むのに便利な形

お尻の先の尖り方が地域によって違う

頭と胸の光沢が美しい。地域によって変化が大きい。

強力なアゴを持つ

綺麗な頭部の色彩

地面をはってカタツムリなどを捕える

マイマイカブリの幼虫(大阪)

夜中に樹液にやってきたマイマイカブリ(滋賀)

西日本で見られるホンマイマイカブリ

ホンマイマイカブリは全体が黒い

ホンマイマイカブリのお尻の先は長く尖る

マイマイカブリの捕食

マイマイカブリの捕食

マイマイカブリの捕食

オサムシ科まとめ 歩行虫図鑑

マイマイカブリってどんな虫?

カタツムリを食べることで有名な昆虫です。マイマイ(カタツムリ)の殻に頭を突っ込んでいる様子が、マイマイをかぶっているように見えることが名前の由来になっています。

羽は退化して開くこともできず、飛ぶことはできません。ですから地面を徘徊して獲物を探したりするのですが、移動性が低いことによって地域によって異なる特徴を持つようになり、たくさんの亜種にわけられています。その変化が大きいことから進化の歴史を紐解くための研究としてもマイマイカブリは興味深い題材です。

マイマイカブリの写真
マイマイカブリはカタツムリやナメクジを好んで食べます。
大きなアゴで攻めますが、カタツムリも粘液を出して抵抗します。
マイマイカブリの写真
マイマイカブリには容赦なく噛みついていきます。殻も壊してしまいそうな勢いで襲います。
マイマイカブリの写真
頭を突っ込んでいます。この様子がマイマイをかぶっているように思われたのですね。

日本の固有種

マイマイカブリは日本の固有種で海外には基本的に生息していません。日本では有名な昆虫も世界では珍しい昆虫です。

マイマイカブリの亜種(種類)

飛べないことによって地域ごとに特徴が分かれ、たくさんの亜種に分けられています。

  • ホンマイマイカブリ(西日本に生息し、基亜種となるマイマイカブリ。全体に黒い。)
  • エゾマイマイカブリ(北海道、頭部と胸部が金属光沢のある緑色)
  • キタマイマイカブリ(東北地方北部、頭部と胸部が金属光沢のある紫色)
  • コアオマイマイカブリ(東北地方南部)
  • アオマイマイカブリ(新潟県粟島)
  • ヒメマイマイカブリ(関東から中部地方)
  • サドマイマイカブリ(新潟県佐渡島)
  • オキマイマイカブリ(島根県隠岐諸島)

大きさなどにも変化が見られますが、美しい色彩の変化も大きいのが特徴的です。他にもお尻の先の突出部分にも変化が見られます。しかし、それでも全て同じマイマイカブリという種類ではあるので不思議です。

ここで紹介している「マイマイカブリ」!

ホンマイマイカブリ(西日本)

全体に色が黒いマイマイカブリです。
お尻の先も長く尖っています。

ホンマイマイカブリ。
全体に黒いのが特徴ですが、脚などに金属光沢も感じられますね!
マイマイカブリの写真
ホンマイマイカブリ。
全体に黒い体色です。
マイマイカブリの写真
ホンマイマイカブリ。
西日本で見られるものはお尻の先の尖りが長いです。

ヒメマイマイカブリ(関東から中部地方)

頭部から胸部にかけて光沢のある紫色が美しいですね!

マイマイカブリ(ヒメマイマイカブリ)の写真
ヒメマイマイカブリ。
頭部には青紫の光沢があります。
マイマイカブリ(ヒメマイマイカブリ)の写真
ヒメマイマイカブリ。
お尻の先はあまり尖りません。

オサムシ科

コウチュウ目の分類の中にオサムシ科があります。手塚治虫も好きだったオサムシの仲間なんですね。この仲間にはアオオサムシやゴミムシの仲間、ハンミョウの仲間なども含まれます。さらにオサムシの中でもクビナガオサムシの仲間として呼ばれたりもします。

危険を感じると皮膚炎を起こす液体を噴射する

危険を感じると尾部から液体を噴出するのですが、これが目に入ったりすると危険なので注意しましょう。皮膚についても皮膚炎を起こす可能性があります。尾部から噴出しますが、上方にも飛ばすことができるようなので触るときには手袋などをはめるようにしましょう。

マイマイカブリの餌(エサ)

基本はカタツムリを食べる昆虫です。大きなアゴでカタツムリにかぶりつき、殻の中に逃げ込んでも細長い頭を突っ込んで容赦しません。しかし、実はアゴで噛みちぎるような食べ方ではなく、消化液を注入して溶けた部分を食べています。

マイマイカブリ(ヒメマイマイカブリ)の写真
大きなアゴで噛みつき、この細い頭をカタツムリに突っ込んで食べてしまいます。

他にもミミズや他の昆虫を食べたりもしますが、卵を生むためにはカタツムリを食べる必要があるようです。
クワガタムシなどに混じって樹液にやって来ることもあります。

産卵を意識しなければ昆虫ゼリーなどでの飼育も可能です。

深夜に樹液にやってきたマイマイカブリ(ホンマイマイカブリ)

マイマイカブリの写真
マイマイカブリが樹液にやってきていました。

マイマイカブリの幼虫

平べったく黒い姿ですが、上から見ると横がギザギザのノコギリ状になっていてなんとも攻撃的な見た目をしています。幼虫の時からカタツムリを捕食し、2回の脱皮を経て土中で蛹(サナギ)になります。

脱皮をして大きくなるのに大きめのカタツムリなら一匹で充分なようで、たった二匹のカタツムリを食べることで成虫になれます。

マイマイカブリの幼虫の写真
マイマイカブリの幼虫。腹部の側面がギザギザしているのは特徴的。

見られる場所

北海道から九州方面まで見ることができ、平地から丘陵の林床やその周辺で見ることができます。少し山の方などに行くと見つけやすいですね。基本は夜行性なのですが、昼間に見かけることもあります。

成虫で越冬

成虫で越冬する昆虫で、落ち葉の下や枯れ木の隙間に入り込んで冬を越します。

オサムシの他の仲間

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この記事を書いた人

村松佳優

村松佳優

昆虫写真家/講師/カメラマン/ムシミルの運営。

昆虫の面白い!魅力たっぷり!
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カメラマンやイベント運営などに携わりながら、大学の講師やクリエイターの支援活動もし、次代の育成にも力を入れて活動しています!
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