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ウシカメムシってどんな虫?
1cmいかないくらいの小さなカメムシですが、胸部から張り出した部分が牛のツノのように見える印象深さがあります。
たまに見つけると嬉しくもなりますが、レンズを通して見た時に、小さなカメムシとは思えないような迫力が感じられることがあって楽しいですね。
カメムシ科
昆虫の分類にカメムシ目があります。その中に含まれる「カメムシ科」の昆虫のことで「ウシカメムシ」はその一種になります。たくさんの種類がおり、ミナミアオカメムシやキマダラカメムシなどが知られています。
ウシカメムシの特徴
一番の特徴はトゲ状に強く突出した胸部のデザインです。
体色は光沢感のある黄褐色のまだら模様。黄白色の紋が2つあるのも特徴です。
同じようにトゲ状に張り出した「トゲカメムシ」という種類もいますが、体に丸みがあって雰囲気が全く違います。
ウシカメムシはお尻の先の方にゆるく尖っていく、矢じりのようなデザインをしています。
ウシカメムシ
生態(食べ物など)
食べ物や餌(エサ)
アセビ、シキミ、サクラ、ヒノキなどいろんな植物について汁を吸います。
ツル植物やギシギシなどで見かけたこともあるので、他にも色んな植物の汁を吸っていると思われます。
越冬、冬の過ごし方
3月の上旬に成虫で見かけたことがあります。
じっと、木の枝にしがみついていました。
分布や生息環境
北海道から南西諸島まで全国的に見られる昆虫です。
南西諸島で見られるウシカメムシは、体長、白紋、ツノなどが全体的に小柄で、別種の可能性もあるようです。