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カクムネベニボタル

カクムネベニボタルの写真

写真ギャラリー

触角が立派なクシヒゲになっています

頭部は黒い

ベニボタルの仲間の中でも、胸部が四角っぽくなっているのが特徴です

ベニボタル科まとめ 紅蛍図鑑

カクムネベニボタルってどんな虫?

山道を散歩していると見かけるベニボタルの仲間です。
胸の部分が四角っぽいのが特徴的ですが、近くで一緒に見られるアカハネムシの仲間やベニコメツキとの見分けがややこしいです。
赤い羽を持っているので、葉っぱの上などにいると目立つのですが、近くで確認しないとよくわかりません。

こんなに目立つ色をして、葉っぱの上で堂々としているのは体内に毒を持っているからと言われています。

カクムネベニボタルの写真
目立つ配色のカクムネベニボタル。
ベニボタルは毒を持っているとされていますが、カクムネベニボタルはよくわかりません。

ベニボタル科

昆虫の分類の中で硬い羽を持つのが特徴の「甲虫目」があり、その中の「ベニボタル科」に属しています。「カクムネベニボタル」はその中の一種です。羽が硬いのが特徴のグループの中でも、実は他の甲虫達よりも羽が柔らかいです。
ホタルに近いグループですが、発光器官は持たず昼行性です。羽が紅色の物が多いです。

カクムネベニボタルの特徴

名前にもある赤い羽(紅色の羽)が特徴的です。
触角はクシ状になっています。

ベニボタルの仲間の中でも、前方がやや狭まった四角い胸部が特徴です。

カクムネベニボタル

カクムネベニボタルの写真
胸部の形が前方が少し狭まる四角形。
カクムネベニボタルの写真
カクムネベニボタル。
カクムネベニボタルの写真
クシヒゲ状の立派な触角です。

ベニボタルに擬態する昆虫

ベニボタルは体内に毒を持っており、捕食者から狙われることが少ない昆虫です。
(カクムネベニボタルも毒があるかは、ちょっとわかりませんでした。)

そんなベニボタルに擬態して身を守ろうとしているしている昆虫も多いようで、ベニボタルの仲間にそっくりな別種の昆虫も見られます。

個人的には胸部の形を見るのが見分けやすいかなと思います。
ベニコメツキには、コメツキムシらしい胸部の後ろ側のトゲがあります。
それがなかったらベニボタルの仲間の可能性があります。
アカハネムシは胸部の後方も凹んで丸っこく見えます。

カクムネベニボタル

カクムネベニボタルの写真
ベニボタルは体内に毒を持っています。カクムネベニボタルも体内に毒を持っているかはわかりませんが、このデザインは捕食者から狙われにくいようです。

ニホンベニコメツキ

ニホンベニコメツキの写真
カクムネベニボタルに似ていると言われる「ニホンベニコメツキ」。
胸部後ろのコメツキムシらしい突起が特徴です。

アカハネムシ

アカハネムシの写真
ベニボタルに擬態していると言われる「アカハネムシ」。
胸部のデザインが丸っこい印象です。

分布や生息環境

日本では本州から九州まで見ることのできる昆虫です。

ベニボタルの仲間をもっと見る!

ベニボタル科まとめ 紅蛍図鑑

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この記事を書いた人

村松佳優

昆虫写真家/講師/カメラマン/ムシミルの運営。

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カメラマンやイベント運営などに携わりながら、大学の講師やクリエイターの支援活動もし、次代の育成にも力を入れて活動しています!
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