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ヒメナガニジゴミムシダマシ

ヒメナガニジゴミムシダマシの写真

写真ギャラリー

樹皮の隙間に頭を突っ込んで顔を見せてくれない(大阪)

綺麗な虹色の体色(大阪)

アップで見ると顔がいかつい

横から見るとそんなにいかつくない

上から。とてもきれいな光沢を持っています。

胸部も若干色を感じるが、基本は腹部だけ虹色に輝いている

ゴミムシダマシ科まとめ 芥虫騙図鑑

ヒメナガニジゴミムシダマシってどんな虫?

広葉樹の立ち枯れや切り株でよく見つかるらしいが、私が出会ったのも立ち枯れした木でした。
遠目で見ると普通の木なのですが、よくカミキリムシが出てくるのを見たりするので定期的に通っていると、春になっても葉っぱをつけることなくただ、そこに立っているだけの木なんですね。
そんな木が数年経つと幹の部分にカワラタケと思われるキノコが生えるようになりました。
そんなところで見つけたのがヒメナガニジゴミムシダマシです。
キノコを食べに来たのではないかと思っています。

少し浮いた樹皮に頭を突っ込んだ形で休んでいましたが、頭隠してなんとやらです(笑)

ヒメナガニジゴミムシダマシの写真
頭が見えませんが、綺麗な虹色の昆虫です。

ゴミムシダマシ科

昆虫の分類に硬い羽を持つことが特徴の甲虫(コウチュウ)目があります。ヒメナガニジゴミムシダマシはその中の「ゴミムシダマシ科」の一種です。この仲間にはオオユミアシゴミムシダマシやキマワリなどの昆虫が含まれています。

ヒメナガニジゴミムシダマシの特徴

虹色に輝く体

虹色に光って、見た目にもキレイなゴミムシダマシです。
光の角度で黒っぽくも見えたりしますが、角度をつけると美しく輝いています。

ヒメナガニジゴミムシダマシの写真
上から見たところ
ヒメナガニジゴミムシダマシの写真
横から見たところ

オオナガニジゴミムシダマシとの違い

ヒメナガニジゴミムシダマシは腹部の羽の部分がけが強く輝いていますが、オオナガニジゴミムシダマシは胸部までキレイに輝き、虹色の紋が2つ入ることで区別できます。
オオナガニジゴミムシダマシの方が一回り大きいのも特徴です。

ヒメナガニジゴミムシダマシの写真
胸部には腹部のような光沢はない。

ヒメナガニジゴミムシダマシの生態

食べ物や餌(エサ)は?

キノコ類などを食べることが知られています。

ヒメナガニジゴミムシダマシの分布や生息環境

北海道をのぞいて、本州から南西諸島まで広い範囲で見ることができます。
立ち枯れた広葉樹や、キノコの生えた倒木などを探すと見つけやすいと思います。

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この記事を書いた人

村松佳優

昆虫写真家/講師/カメラマン/ムシミルの運営。

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カメラマンやイベント運営などに携わりながら、大学の講師やクリエイターの支援活動もし、次代の育成にも力を入れて活動しています!
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