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クロウリハムシってどんな虫?
可愛いハムシ。でもウリ科の害虫。
お目々がクリクリしていてとても可愛い顔してると思いませんか?
でも、人間の畑とかでもご飯食べるもんだから害虫扱いされてしまう昆虫なのです。名前にも入っているのですが、ウリ科の植物を好んで食べたりします。
でも可愛いんですよね。。。
トケイソウを噛じるクロウリハムシ
ハムシ科
昆虫の分類の中で硬い羽を持つのが特徴の甲虫目があります。その中に「ハムシ科」は含まれておりクロウリハムシはその中の一種になります。日本では800種ほどが知られており、その多くは草食であることから葉っぱについている事が多いのでハムシ(葉虫)と名付けられています。種類も多いのでその中でも多様な種が含まれていてカメノコハムシやトゲハムシのように変わった形をしているものも多くいます。
ツートーンカラー
小さくて可愛いのですがその可愛さは、黒い体によく映える頭と胸の部分がオレンジ色になっているところだと思います。目は黒くてクリクリしており、よく動くので見ていて飽きない昆虫です。
トケイソウとクロウリハムシ
クロウリハムシは体の手入れをしている様子なども観察していると、まるで感情を持っているようなポーズを見ることができておもしろいです。形の似た種類にウリハムシがいますが、ウリハムシは全体がオレンジ色をしているので一発で見分けることが可能です。
こっちを見ているクロウリハムシ
トレンチ行動
ウリハムシの仲間では、まずは最初に葉っぱを円形に傷をつけていく行動が観察されます。その行為を「トレンチ行動」と呼んでいるんですね。
これは、植物は体が傷つくと防御反応によって苦味を出すことに起因した行動になります。先に円形に傷をつけて少し間を空けることで、自分が食べる部分に防御反応による苦味が届かないようにする効果があるそうです。つまりは葉っぱを美味しく食べるための下ごしらえをしているのですね!すごい!
ヒメクロウリハムシとの違い
クロウリハムシは本州から南西諸島まで広い範囲に生息しています。南西諸島には似ている種類にヒメクロウリハムシをいう昆虫が住んでいるので注意が必要です。
違いとしては、クロウリハムシは触角や足の色が黒いのに対して、ヒメクロウリハムシはオレンジ色をしています。ヒメクロウリハムシのほうがちょっとほっそりとしているのも違う点ですね!