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アルキデスヒラタクワガタってどんな虫?
ヒラタクワガタと近い種類ですが、横幅が広く発達してアゴの力がとても強いクワガタムシです。
アゴの形にも変化があり、見た目からも楽しむことができます。
クワガタムシ科
クワガタムシの仲間は、甲虫(コウチュウ)目のクワガタムシ科に含まれています。「アルキデスヒラタクワガタ」もその中に含まれる昆虫で、他にも「ニジイロクワガタ」や「タランドゥスオオツヤクワガタ」、「オオクワガタ」などが近い仲間です。
アルキデスヒラタクワガタの特徴
横幅が大きくなるクワガタムシですが、その横幅は世界最大級です。
スポーツに例えると、関取やプロレスラーを彷彿とさせます。
がっちりしたアゴは力も強く、挟まれるとかなり痛いです。
オスは同じ種類の中でも大きくアゴの形が変わることも特徴的で、「長歯型」「中歯型」「短歯型」が現れます。
オスとメス
オス♂「長歯型」
オス♂「短歯型」
メス♀
「長歯型」と「短歯型」
一般にはクワガタムシは体長が大きくなると、それに比例してアゴが大きく育ちます。
しかし、このアルキデスヒラタクワガタは体長に関係なく「長歯型」と「短歯型」が現れます。
その原因ははっきりとはわかっていないのですが、幼虫時の環境が影響しているのではないかと言われています。
長歯型、短歯型の中間のような「中歯型」といったタイプも現れます。
次の写真の個体はどちらもアゴを抜いた体長は同じくらいですが、アゴの形は「長歯型」と「短歯型」で大きく違っています。
アゴの雰囲気がかなり違うのですが、同じクワガタムシ。
昆虫の不思議を感じられる変化です!
生態
食べ物や餌(エサ)
アゴの力も強いので、樹液の出ているところに食べに行くのではなく、自ら樹皮を傷つけて染み出した樹液をなめます。
アルキデスヒラタクワガタが作ったエサ場には他の昆虫たちもやってくるので、まるで樹液酒場のマスターのようです。
樹洞などに潜んでいる
木の隙間や樹洞などを住処にして、複数のメスを同じ場所に住まわせているのが見つかったりするようです。
分布や生息地
スマトラ島の特産種で、比較的標高の高い場所を好みます。
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