昆虫の図鑑や本は見ていてとても楽しいです。たくさんの種類の昆虫が載っているものや、一種類の昆虫を深堀りした本までたくさん出版されています。たくさんの出版社がありますので、どこからどんな本が出ているのかを特徴などを調べてみたくなりました。
ここでは昆虫関連の本を出している出版社と、出されている本の特徴などをまとめておきます。これがまとまっていると、欲しい本が探しやすいですよね!
小学館
小学館の図鑑シリーズでどんな本屋さんにも並んでいるイメージがあります。鳥や魚の図鑑だけでなく、恐竜の図鑑や乗り物の図鑑まで沢山の種類が発売されています。昆虫の図鑑では「小学館の図鑑NEO昆虫」が最初の一冊にぴったりで、私が最初に買ってもらった図鑑もこれでした。今では「昆虫2」も発売され海外でも見られる昆虫をたくさん掲載しています。さらには最近のイモムシブームから「イモムシとケムシの図鑑」も発売され、昆虫館の飼育員さんもとても面白いと褒めていました。
小学館の昆虫の図鑑
学研プラス
学研といえば教育向けの書籍などでもよく知られていますね。昆虫の本では小学生を対象にしたような本がたくさん出版されてきました。ARやDVDを楽しむことのできる「LIVE(ライブ)」のシリーズは昆虫だけではなく、恐竜や魚や人体のシリーズなどもあり面白そうです。子供から大人まで楽しめるような「美しい昆虫図鑑」なども発売されています。
学研プラスの昆虫図鑑
講談社
講談社で昆虫の図鑑といえば「MOVE(ムーブ)」が有名です。動く図鑑として鉄道や動物のシリーズなどがたくさん出版されています。小学館や学研の図鑑などと一緒でDVDがついてくるのが特徴的ですね。ただ、日本の昆虫を調べるためというよりは、世界の昆虫なども見せることで昆虫全般に興味を持ってもらう図鑑になっています。
講談社の昆虫図鑑や絵本
文一総合出版
昆虫の図鑑では最近注目の出版社です。ハンドブックシリーズがとてもみやすく面白いと評判です。イモムシハンドブックが好評を得て、ハムシやテントウムシなどたくさんの種類が販売されています。専門書は数万円するものも少なくなく、その中でこのハンドブックはポケットサイズで持ち運びやすい上に金額も手頃で買いやすいシリーズです。
この本のシリーズは揃えるだけでも楽しくなってくるので不思議な魅力があります。
文一総合出版のハンドブックシリーズ
ポプラ社
低学年向けの絵本やマンガなどが揃っている印象です。しかし「WONDA(ワンダ)」のシリーズでは1800種類以上を掲載した昆虫図鑑もありますね。このシリーズではイヌ・ネコや大昔の生き物などたくさんの本が出版されています。昆虫の構造色をテーマにした「かがやく昆虫のひみつ」や「トンデモ昆虫記」などは子供から大人まで昆虫の可能性を考えるのに面白い本です。
ポプラ社の図鑑や絵本
フレーベル館
アンパンマンで有名な出版社です。子供向けの絵本や「だいすきしぜん」のシリーズで昆虫をテーマに出版しています。昆虫だけでなく魚や鳥などのたくさんシリーズを出している「NATURA(ナチュラ)」のシリーズも出しています。
フレーベル館の図鑑や絵本
福音館書店
世界的にも有名な昆虫写真家の今森光彦さんの「昆虫記」を出版しているところです。1988年に出版されたものですが、今でも販売されているロングセラーです。子供向けでは「昆虫の体重測定」という絵本の視点が新しくて面白いですね!あるイベント会場で、昆虫の重さを測ってみよう!ってやっているのを見かけた時は周りを興味深そうに子どもたちが囲んでいたのを覚えています。
福音館書店の本
宝島社
子供向けの本なども出版していますが、一番印象深いのは「世界一うつくしい昆虫図鑑」です。たいそうなタイトルをつけたものだとは思いましたが、その表紙を見ただけで欲しくなってしまう魅力があります。大きな本で重たいのですが、その分かなりの見ごたえがあります。「美しい」とか「すごい」などをテーマにした本が特徴的です。
宝島社の本
山と渓谷社
ヤマケイの愛称で知られる出版社で、くらべてわかるのシリーズが見やすくて気に入っています。
山と渓谷社の本
全国農村教育協会
農業、教育、自然をテーマにした本がたくさん出版されています。ですから、畑と関わりの深い本でカメムシやアブラムシを扱ったものが豊富な印象です。
全国農村教育協会の図鑑
誠文堂新光社
蝶のことを調べようと思った時に「フィールドガイド 日本のチョウ」がとても見やすくて好きですね!図鑑では標本として羽を広げた状態で見比べることが多くなるものですが、フィールドガイドということもあって野外で撮影した生きた蝶の写真から種類を調べやすくなっています。