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雪虫・ユキムシってどんな虫?名前の由来
雪虫とは、ふわふわの体を持って雪が降っているかのように飛んでいる昆虫です。
実はアブラムシの仲間で、この仲間は白色の綿状になったワックスで全身を覆っているのです。
アブラムシの仲間には有翅型と言って羽を持ったタイプが現れます。
ですから飛ぶことができるのです。雪は降ってくるだけですが、有翅型のアブラムシは羽を使って飛んでいるのです。
このように全身にふわふわの綿状のワックスを身につけたアブラムシは何種類か知られています。
「トドノネオオワタムシ」や「リンゴワタムシ」などが知られていますが、ここで紹介するのは「エノキワタアブラムシ」と呼ばれる昆虫です。
雪虫・ユキムシの別名
ふわふわしているので綿虫(ワタムシ)とも呼ばれます。
他にも地域によって色んな呼び方があり「オオワタ」「シーラッコ」「シロコババ」「ユキンコ」「しろばんば」などとも呼ばれます。
ユキンコなんかは可愛いですが、一般的にはユキムシと呼ばれることが多いと思います。
雪虫・ユキムシは冬の虫?
冬に入る前にたくさん見られる種類はいますが、春から見られる昆虫です。
ここで紹介しているエノキワタアブラムシも春から見ることができるアブラムシです。
エノキワタアブラムシの特徴
エノキワタアブラムシは白い物質に覆われた体が特徴的で、有翅成虫の羽には模様があって、翅脈は太く縁取られています。
無翅成虫の体は暗めの黄色に白い綿状の物質で覆われています。
エノキワタアブラムシの生態
周年エノキで生活するアブラムシの仲間です。
飛んでいるとふわふわとして目立っているのでエノキ以外の場所でもよく見つかります。
越冬(冬の越し方)
卵の状態で越冬します。
エノキワタアブラムシの分布や生息地
全国的に見られるアブラムシです。住んでいるのは大阪ですが、近所の公園でも普通に見ることができます。
アブラムシの仲間をもっと見る!
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