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コブマルエンマコガネってどんな虫?
動物のフンに集まるフンチュウの仲間です。
エンマコガネの仲間ではとても良く見られる種類のようで、屋外のベンチで休んでいる時に、建物にぶつかるように飛んでやってきました。
都市部の公園などでも普通に見られるようです。
コガネムシ科
昆虫の分類に硬い羽を持つことが特徴の甲虫目(コウチュウ目)があります。コブマルエンマコガネは、その中の「コガネムシ科」の一種です。この仲間にはカブトムシやハナムグリ、カナブンなど有名な昆虫がたくさん含まれています。
フンに集まる習性から「糞虫(フンチュウ)」の仲間として呼ばれたりもします。
糞虫(フンチュウ)とは?
主に哺乳類の新鮮なフンに集まる昆虫のことです。動物が消化できない成分を食べて分解してくれるので、生態系の分解者として重要な役割を持っています。
名前の由来
コブマルエンマコガネの中に入っているエンマ(閻魔)とはなんだろう?
これは閻魔様のことを指しているようです。この仲間の中には、動物の死肉に集まるものもいるので、その様子から閻魔様が連想されたようです。
コブマルエンマコガネの特徴
オスの胸の部分は中央が窪んだようになっています。
その両側が少し尖って見えるので、上から見ると二本のツノがあるように見えなくもないですが、ツノというにはちょっと弱いですね。
メスではこのくぼみが弱くなります。
コブマルエンマコガネのオス♂
生態
開けた土地や林内で普通に見られ、都市部の公園などにもよくいます。
食べ物や餌(エサ)
フン食性の昆虫です。
人糞、犬糞、牛糞、馬糞、タヌキやクマの糞など幅広い動物のフンに集まります。
都市部にも多いのは幅広い食性で、犬のフンにも集まるからですね。
分布や生息地
北海道から九州まで見ることのできる昆虫です。
国外では済州島、朝鮮半島、中国、ロシアなどでも見ることができます。
沖縄の方で八重山諸島には似た種類で「ヤエヤマコブマルエンマコガネ」が生息しています。
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