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アカホシテントウ

アカホシテントウの写真

写真ギャラリー

正面から見ると目が大きくて可愛い

顔がぐいーっと引っ込んでいる

ほんのり外に広がるような体のデザイン

立体感のある深い赤色の紋

上から見ると真ん丸ではない不思議な形

越冬中のアカホシテントウ(大阪)

歩いているところは顔もひっこんでおらず、他のテントウムシとそんなに変わらない

アカホシテントウってどんな虫?

不思議なグラデーションの赤星模様

詞にするのが難しい模様なのですが、グラデーションのような赤色の紋は妙に立体感のある色味をしています。表面に模様ではなく、羽の少し奥に模様が入っているような不思議な模様をしています。

まるで上からニスを重ねたような、マニキュアで表面にトップコートを重ねたような不思議な立体感と奥行きを感じる模様なので、ぜひとも本物を見てほしいところです。

グラデーションと奥行き感のある立体的な模様

アカホシテントウの写真
アカホシテントウの「赤星」の部分は不思議な模様をしています。はっきりと分かれた模様ではなく、グラデーションを感じる輪郭です。そしてその表面はまるでニスでも重ねたような立体的な奥行きを感じるので、見れば見るほどに引き込まれる不思議な模様をしています。

テントウムシ科

昆虫の分類で硬い羽を持つことが特徴の「甲虫目」があります。その中に「テントウムシ科」があるのですがアカホシテントウはこの仲間に含まれています。他にも有名なテントウムシではナナホシテントウやナミテントウも同じ仲間になります。

顔が沈む

テントウムシは危険を感じると頭を引っ込め、体を丸くして亀みたいになることがありますが、アカホシテントウは特に顔が引っ込んでいる気がします。この感じで丸まっていられると、なかなか内部まで潜り込んで攻撃するのは難しそうです。

その顔を縮めてじっとしている姿は、なんだか真ん丸になっていて可愛い印象を受けますね。

縮こまったアカホシテントウ

アカホシテントウの写真
アカホシテントウを正面から見てみました。引っ込んだ顔はしっかりとフィットしているのですね。肉食ですがなかなかかわいい顔をしています。
アカホシテントウの写真
アカホシテントウが身を守るのに縮こまったらこんな感じになるのですね。頭は完全に引っ込んでしまっています。上から見たら頭がなくなってしまったように見えるのではないでしょうか?

歩いているアカホシテントウ

アカホシテントウの写真
アカホシテントウが歩いているところですが、縮こまっていなかったら形は他のテントウムシとそこまで変わらないですね。

アカホシテントウの食べ物や餌(エサ)

アカホシテントウは成虫も幼虫も、クリやウメなどについているタマカイガラムシを捕食しているようです。肉食のテントウムシなのですね。

成虫で越冬するテントウムシ

アカホシテントウは成虫で越冬します。1月の寒い時期でしたが、エノキの根本に落ちている葉っぱの裏に隠れているのを見つけました。

アカホシテントウの写真
アカホシテントウの越冬。枯れ葉の裏でじっとしていた。

テントウムシ科まとめ 天道虫図鑑

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この記事を書いた人

村松佳優

昆虫写真家/講師/カメラマン/ムシミルの運営。

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