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ハナカマキリってどんな虫?
ランの花に擬態する昆虫として有名で、特に小さな幼虫時代は、体全体を使って花に擬態し獲物をおびき寄せます。
独特な生態と、その美しい色彩からとても人気の高い東南アジアのカマキリです。
ハナカマキリ科
ハナカマキリは、カマキリ目のハナカマキリ科に含まれています。カマキリの仲間で近いものだと「オオカマキリ」や「チョウセンカマキリ」、「ハラビロカマキリ」などがいます。
ハナカマキリの特徴
花のように美しい姿ですが、近づいてきた獲物を捕食する肉食の昆虫です。
その姿は、成長していくと姿が変わっていくことも知られています。
擬態
生まれたばかり(一齢幼虫)
生まれたばかりのハナカマキリは、赤黒模様の小さなカマキリです。
体は赤色で、脚や頭部は黒色の幼虫なのでイメージしているハナカマキリとは似ても似つきません。
この姿ですが、一説にはカメムシの仲間に擬態をして身を守っていると言われています。
二齢幼虫~終齢幼虫
二齢幼虫になってからはピンク色の可愛らしい印象のカマキリの姿になります。
この姿は、ランの花に擬態しています。凄いのは、葉っぱの上に止まっているだけでランの花のように見えることです。
花に紛れるのではなく、自分自身がそのまま花の姿に擬態している凄い例です。
その姿で葉っぱの上に止まっていると、獲物の方から近づいて来ます。
ハナカマキリの幼虫はお尻の先からランの花の香りを出すことが知られています。見た目から匂いまでもランの花に似ているのです。
成虫(オスとメス)
成虫になると薄ピンクの姿から、白い体に模様の入った成虫になります。
自分自身を花に見せるのではなく、花の近くで待ち伏せするスタイルに変わるんですね。
メスのほうが大きく育ち、オスはメスと比べると半分くらいの体長で小さいです。
食べ物や餌(エサ)
幼虫の時期にはランの花に集まるようなハチの仲間を中心に捕えます。
成虫になると、花に隠れて待ち伏せするので、チョウやハチなど訪花する昆虫を捕えます。
分布や生息地
東南アジアに生息するカマキリです。
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