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ヒゲマダライナゴってどんな虫?
でかいバッタ!
イナゴの仲間は大きいもので40mm程ですが、ヒゲマダライナゴでは大きいものは60mmを超えてきます。とても大きいですね!まれに大量発生することがあるようですが、体も大きいバッタなので大変です。過去にはサトウキビに大きな被害を出したこともあるそうですが、食べる量もとても多そうです。
髭(ひげ)が斑(まだら)で「ヒゲマダラ」
体の色は淡い黄色から黄緑で、触角が黒と黄色のまだら状になっています。ヒゲとは触角のことを指しているので、マダラなおヒゲで「ヒゲマダラ」です。
三本の線が胸に入る
成虫では、胸のところに三本の細いラインが入っているのがなんとも特徴的です。
バッタ科
昆虫の分類でバッタ目があるのですが、その中に「バッタ科」があります。ヒゲマダライナゴはその中の一種です。バッタ目には、他にキリギリスやケラの仲間なども含まれています。バッタ科の近い仲間ではトノサマバッタやイナゴの仲間などが有名です。
夏だけ見られるバッタ
南国のバッタは年中見られるものも多いのですが、ヒゲマダライナゴの成虫は6~8月にだけ見られます。一般的なバッタなのですが、時期が限定されているのでタイミングを合わさないと見られません。
食草の幅がせまい
バッタの仲間はいろんな葉っぱを食べるものが多いのですが、ヒゲマダライナゴはほとんどイネ科の植物しか食べません。年に一回の発生のサイクルになっているのは食草に関係しているのかもしれませんね。