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モンスズメバチ

モンスズメバチの写真

写真ギャラリー

肩らへんの赤みや模様が特徴的(大阪)

樹液をなめにやってきました(大阪)

腹部の波打った模様は特徴の一つ(大阪)

木の根元にあった大きな穴にモンスズメバチを見つけました。この先に巣があるのでしょう(大阪)

出てきました(大阪)

おでこの黒い模様も特徴です(大阪)

モンスズメバチってどんな虫?

オオスズメバチやコガタスズメバチに混じって、たまに見かけるスズメバチです。

セミを好んで狩ったり、夜間に活動することもしられています。

モンスズメバチの特徴は?

おでこの黒い模様や、腹部の波打ったような模様が特徴的です。

モンスズメバチの写真
腹部の模様は波打っていて特徴的です。

スズメバチ科

昆虫の分類でハチ目があり、その中にスズメバチ科はあります。モンスズメバチはスズメバチ科の昆虫で、近い仲間にはオオスズメバチやキアシナガバチなどがいます。

モンスズメバチの餌(エサ)や食べ物は?

幼虫は、成虫が狩ってきた他の昆虫の肉団子などを食べて成長します。

セミを好んで食べるモンスズメバチ

いろんな昆虫を狩りますが、セミを特に好んで狩ることが知られています。成虫は栄養補給のために樹液や花のミツなどにもよくやってきます。

モンスズメバチの写真
樹液をなめるモンスズメバチ。

モンスズメバチの危険性は?

モンスズメバチは比較的攻撃性が高いスズメバチになります。オオスズメバチほど毒性は強くないですが、危険なことに変わりはないので、見つけてもむやみに近づいたり刺激しないように気をつけましょう。

生息場所

日本では北海道から九州まで見ることができます。里山付近や雑木林でよく見ることができ、広葉樹の樹液などにもよくやってきます。

世界では、日本からヨーロッパに至るまでの広い範囲で見ることができます。実はモンスズメバチの学名「Vespa crabro」はヨーロッパで18世紀にスズメバチ科として初めてつけられた種になります。

絶滅危惧種?

攻撃性も高いことからヨーロパの方面でも盛んに駆除されてきたようです。ヨーロッパでは「モンスズメバチに3回刺されると死ぬ」という迷信のようなものもあったようです。その結果、かなり数を減らした地域もあるようで今では絶滅危惧種に指定されている地域もあります。

日本のレッドデータブック2014では「情報不足」とされています。

モンスズメバチの巣はどこにある?

石の隙間や、木の洞などに巣を作ります。人家周辺でも巣を作ることがあり、天井裏や壁の隙間に作ることもあるようです。

モンスズメバチの写真
木の根元にあった大きな穴からモンスズメバチが出てきました。この中に巣があるようです。

引っ越しをするスズメバチ

巣が手狭になると引っ越しをすることがあるようです。

夜行性のハチ?

モンスズメバチは日中から活動していますが、日が暮れても活動することが知られています。他のスズメバチの仲間は暗くなってから活動することはほとんどありません。

ですから、夜間にカブトムシなどを取りに行った際にも気をつけたい昆虫です。

他のスズメバチやアシナガバチの仲間

スズメバチ科まとめ 雀蜂図鑑

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この記事を書いた人

村松佳優

昆虫写真家/講師/カメラマン/ムシミルの運営。

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