オンブバッタ科とは?
バッタ目に含まれるグループで、小さなオスがメスの上に乗って交尾をしている様子がまるで子供をおんぶしているかのように見えたことから名付けられています。中型のバッタで頭の先は尖っていて、ショウリョウバッタを小さくしたような姿をしています。鳴かないバッタです。
オンブバッタ科の写真ギャラリー
Pyrgomorphidae
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オンブバッタの種類
オンブバッタは「バッタ目」に含まれる「バッタ科」の昆虫です。
ここに含まれるのは3種類程度と、そんなに多くはないのですが、みんなとても似ています。
- オンブバッタ
- アカハネオンブバッタ
- ヒメオンブバッタ
この3種類が知られています。
なぜ「オンブバッタ」という名前なのか?
オンブバッタは、大きなメスに小さなオスが乗っているのがよく見かけられます。
その姿が「まるで子供をオンブしているかのようだ!」ということから名付けられているのですが、実は交尾のために乗っているのですね。
上に乗っているオスは、子孫を残すためにメスを捕まえている状態なんですね!
オンブバッタの食べ物や餌(エサ)は?
オンブバッタの仲間はいろんな植物を食べることができます。
キク科の植物であるヨモギや、オオバコ、クズなどを特に好んで食べています。
イネ科の植物についているところもよく観察され、他のバッタと一緒にイネ科の植物を入れておいてあげると、もしゃもしゃ食べているのが観察できます。
公園の花壇などにもたくさん植えられている「マリーゴールド」の花もキク科の植物なので、オンブバッタが乗っているのをよく見かけることができますよ。
少し観察するだけの飼育なら、飼育ケースにそこら辺の草を色々と入れておいてあげたらしばらく大丈夫なので、飼い方としてはそんなに難しくありません。
オンブバッタの天敵は?
鳥類や肉食の昆虫でカマキリなどが天敵になると思います。
ただ、オンブバッタは割とどこでも見られ、多少の天敵がのさばっていようと数が減ることはあまりないと思います。
余談ですが、カマキリを飼育していると、バッタなどを餌(エサ)として与えることもあるのですが、オンブバッタはあまり好んで食べなかったりもします。そんなに美味しくないのかもしれません。