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クリオオアブラムシってどんな虫?
5月の頃、いつも歩いていたフィールドである日突然目に入ってきました。
黒くて大粒の虫のコロニー。
アブラムシにしては大きいので、脚が長いのもあってクモかとも勘違いしそうになりました。
よく見ると、羽のないやつ、羽のあるやつ、赤ちゃんと思えるやつ。
アブラムシの家族が勢揃いしたような感じで集まっていたので、これはでかいアブラムシなんだとびっくりしました。
クリオオアブラムシの特徴
黒くて大きいアブラムシです。
大型のアブラムシで、更に脚も長くて活発に歩行するので、実際の大きさ以上に大きく見えます。
有翅成虫と無翅成虫が見られ、大人になると艷やかな光沢がありますが、幼虫には光沢がありません。
クリオオアブラムシの生態
害虫?
新梢や小枝、幹の樹皮などなどに集団で生活しているのをよく見かけるアブラムシです。
ブナ科の植物につくアブラムシで野菜などにつくわけではないので、害虫として問題になることはあまりありません。
(クリ農家さんは注意しないといけませんが)
しかし、数があまりに増えると樹木の生育を阻害する可能性があるので、害虫として注意喚起もされています。
ただ、園芸用の苗木などにつかれると弱ってしまうので注意が必要ですね。
天敵になる動物
テントウムシの成虫や幼虫、ヒラタアブの幼虫などが天敵です。
テントウムシは肉食でアブラムシをむしゃむしゃと食べ、ヒラタアブの幼虫は口をぶっ刺してアブラムシを食べます。
越冬(冬の越し方)
卵の状態で越冬します。
赤ちゃんを生む
クリオオアブラムシは越冬のタイミングでは卵を産みますが、春先から見ている間は赤ちゃんを生みます。
クリオオアブラムシの分布や生息地
全国的に見られるアブラムシで各地で大量発生してびっくりする記事などをよく見かけます。
アブラムシの仲間をもっと見る!
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