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クヌギミツアブラムシってどんな虫?
4月の末頃にクヌギを見ると、くるっとまかれた葉っぱを見つけた。
中には幼虫か何かがいるのではと思ってのぞき込んでみると、アブラムシの集団が見えたので開いてみたんですね。
そしたら中にいたのは、有翅成虫のクヌギミツアブラムシと幼虫たち。
葉っぱが丸まっていたのも、このアブラムシの影響のようです。
葉っぱが丸まるように何かしているのか、汁を吸われた葉っぱが弱ってしまっただけなのかはわかりませんが、他にも丸まった葉っぱをのぞくとクヌギミツアブラムシがたくさん見つかりました。
不思議なことに二週間ほど経つと、このように丸まった葉っぱの中で生活するクヌギミツアブラムシが見られなくなりました。
丸まった葉っぱをのぞいても、抜け殻のようなものだけが残っています。
消えてしまったのかと思っていたら、こんどはクヌギの新芽にたくさんついているのを見つけました。
クヌギミツアブラムシの特徴
黄色から緑色をしたアブラムシで、背中には二本の縦条が特徴的です。
有翅成虫は羽を重ねて止まっているので、見た目は羽アリのようにも見えます。
クヌギミツアブラムシの生態
7月以降はほとんど見られなくなり、秋に有性世代が現れるそうです。
有性世代が卵を準備して、卵の状態で越冬するらしいですが、はっきりとはしていないようです。
天敵になる動物
テントウムシの成虫や幼虫、ヒラタアブの幼虫などが天敵です。
クヌギミツアブラムシのコロニーを覗いていると、ヒラタアブの幼虫が一緒に生活していたりもします。
木の上を歩いているナミテントウの成虫や幼虫もよく見かけますね。
クヌギミツアブラムシの分布や生息地
分布に関する資料がなかったので、自分が見つけた大阪(本州)とだけしています。
アブラムシの仲間をもっと見る!
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