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コノハムシってどんな虫?
葉っぱにそっくりな昆虫として有名です!
背中には葉脈のような模様が入ってますし、脚などのヒレは葉っぱがかじられたようなデザインにもなっています。
平べったい昆虫が動いている様子はなんとも不思議です。
その様子から英語では「リーフインセクト」や「ウォーキングリーフ」などと呼ばれています。
コノハムシ科
コノハムシは、ナナフシ目のコノハムシ科に含まれています。日本にはコノハムシ科の昆虫はいませんが、ナナフシの仲間で近いものだと「ナナフシモドキ」や「エダナナフシ」、「トゲナナフシ」などがいます。
コノハムシの特徴と成長
薄い体に、葉っぱのようなデザインが特徴的です。
ジャングルの中で生き残るのに、かなり工夫された姿と動きをしています。
コノハムシの成虫
成虫は羽の模様も葉っぱの葉脈のようになっていて、擬態がなかなか巧みです。
コノハムシの脚先の構造
コノハムシは平べったい葉っぱに器用に捕まっているように見えます。
風が吹いても簡単に飛ばされることはありません。
脚の先がどんな風になっているのか観察したら、爪の間には吸盤のような器官が大きく発達しています。
そこで張り付くように脚をかけていくのですね。
コノハムシの卵
四角というか、不思議な形の卵です。
コノハムシの幼虫
幼虫の時期から葉っぱの真似をするのが得意です。
オオコノハムシの幼虫
こちらはオオコノハムシの幼虫です。
種類によって幼虫の雰囲気も変わりますね!
(このオオコノハムシは、上記のコノハムシとは別の種類です。)
隠蔽擬態(いんぺいぎたい)
平たい体に、葉脈やかじられた痕まで葉っぱにそっくりな昆虫です。
葉っぱにそっくりになることで天敵から身を守っているのですが、そのように隠れることを「隠蔽擬態(いんぺいぎたい)」と呼びます。
擬態しているのは見た目だけでなく、その動きも合わせています。
動く時には葉っぱが揺れるようにゆらゆらと動くんですね!
周りの環境に合わせて、緑のものから茶色くなるものまでデザインも様々です。
しんだふり(擬死)
それでも敵に見つかってしまった時には、木から手を放しヒラヒラと落ちていきます。
そのまま死んだふりをするのですが、そのような行動を「擬死行動(ぎしこうどう)」と呼びます。
生態
食べ物や餌(エサ)
自然下では、マンゴーやグァバの葉を食べて生活しています。
他にも、ドングリなどのカシ類や、バラ科の植物も食べるものが多いです。
単為生殖
コノハムシの仲間はメスだけで産卵する種類も多く「単為生殖」と呼ばれます。
オスが現れる種類もいるので、有性生殖で交尾もします。
分布や生息地
東南アジアのジャングルなどに生息します。
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