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オオミノガヤドリバエってどんな虫?
蛾の仲間で、ミノムシとして馴染みの深いオオミノガの幼虫に寄生する昆虫です。
1994年頃から定着したとされている外来種で、日本では自然分布していなかったのでオオミノガがかなり数を減らす原因となりました。
しかし、その後にオオミノガヤドリバエに寄生する昆虫も出てきたことで多少回復傾向にあるように思います。
特徴や生態
白バック写真
葉っぱから寄生する
オオミノガが摂食する植物に卵を産み付けて、それを食べた個体に寄生します。
寄生するのはオオミノガだけ?
寄生する昆虫はオオミノガだけのようです。
他のミノムシ類に寄生されている報告もないですし、実際に見たこともありません。
葉っぱに産み付けられた卵を食べることで寄生されるので、オオミノガの体内でないと孵化(ふか)しないのかな?
それよりも、オオミノガヤドリバエがオオミノガの幼虫を見つけてから葉っぱに卵を生んでいる可能性の方が高そうです。
生息地や分布
インド,スリランカ,スマトラ,マレー半島,タイ,ベトナム,大陸中国などに生息していた昆虫です。
日本に入ってきてから分布を拡大し、今では本州から九州にかけて確認されているようです。
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