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ミヤコキンカメムシってどんな虫?
石垣島へ行ったときの目的の一つには「キンカメムシに出会うこと」がありました。その中でも、一番の目的になっていたのはナナホシキンカメムシでした。集団越冬などでも知られるナナホシキンカメムシは、南国の地域で見ることのできる生きた宝石のようだと思っていました。
運良くナナホシキンカメムシのたくさん生息している木を見つけて目的は達成できたのですが、その近くを飛んでいくキラキラした昆虫がいたんですね。それを追いかけていくとこのミヤコキンカメムシに出会えたんです。しかし、近い場所で見つけたこともあり、ちょっと小さめのナナホシキンカメだなと思って撮影していると、だんだん違和感が出てきたんですね。調べてみるとミヤコキンカメムシという別種が南西諸島に生息していることを知りました。
近い場所で2種類のキンカメムシに出会えてラッキーでしたが、葉っぱの上にいても生きた宝石のようですし、飛んでいるときにもキラキラ輝いていて南国感が強くてなんだかすごいですね!
小雨の中のミヤコキンカメムシ
キンカメムシ科
昆虫の分類にカメムシ目があります。その中に含まれる「キンカメムシ科」の昆虫のことで、ミヤコキンカメムシもその中の一種です。熱帯を中心に派手な模様の美しいものが多数生息しています。日本では10種程度が知られており、有名なものではオオキンカメムシやナナホシキンカメムシなどが生息しています。特に美しいもので「ニシキキンカメ」がいますが、複雑で美しい模様を持っており日本に生息する昆虫の中でも5本の指に入る美しさです。
小さなキンカメ
ナナホシキンカメムシに似ていますが、慣れてくるとあきらかに小さいので見分けはつくと思います。ナナホシキンカメムシの半分くらいのサイズしかありません。しかし、見たことがないと、紋の雰囲気の違う小さめのナナホシキンカメムシに見えてしまうかもしれませんね。僕が最初勘違いしていました(笑)
それでも、その輝きは他のキンカメムシにまったく劣らずに美しいキンカメムシの仲間です。
星の数
背中の星の数は個体によって変化しているようです。タイプによっては星のない個体もいたりします。