写真ギャラリー
チョウトンボってどんな虫?
日本で一番の美麗種
日本に生息するトンボの中では、その形も色も一風変わったトンボです。もちろん他にも美しいと思えるトンボの仲間はたくさんいるのですが、見る角度によって色がかわるチョウトンボの美しい羽は初めてみた人には驚くことでしょう!トンボのイメージが変わると思います。
ハスに止まるチョウトンボ
トンボなのにチョウ?
チョウトンボは羽が大きいのですが、そのおかげで飛び方がちょっと違います。他のトンボと比べてひらひらと飛ぶのが特徴的なのです。その姿からチョウのような飛び方をするトンボということでチョウトンボと名付けられました。
光の当たる角度によって輝く羽
幅の広い羽に、見る角度によって色の変わる金属光沢が美しいデザインをしています。オスは全体的に青っぽい色で輝いています。メスはオスほどではないですが、緑から青っぽい光沢があります。トンボの中ではその羽は幅広で特徴的な形をしており、羽の美しさも相まって個性的なお洒落さんです。
チョウトンボ(オス)の羽のアップ
光や角度によって変わる羽の色彩
チョウトンボの飛翔
他のトンボと比べれば、飛び方はゆっくりなのですがそれでも写真に撮ろうと思うとやはり素早いです。しかしそんな中でも何枚かは飛んでいるところの撮影もできるもので、キラキラした羽を輝かせながら飛んでいるところを撮影しました。この写真は2枚ともオスの写真で、見ている角度も光の角度も違うので色の出方が少し違いますね。大きい羽だからといって飛び方がヘタなわけではなく、急旋回なども器用にこなして飛び回っています。
それでも他のトンボのほうが強い
チョウトンボはメスを警護するのに飛行することがあります。この時も2匹のチョウトンボが飛んでいるのを見て、オスとメスかな?と思ってみていたら、そこに向かって大きめのトンボがぶつかっていきました。タイワンウチワヤンマです。「あっ!?」と思った次の瞬間にはタイワンウチワヤンマは棒の先に止まってチョウトンボのオスをむしゃむしゃ食べていました。とてもびっくりしましたが、メスを守って飛んでいたオスならばその役目は果たしたのでしょう。
このように他の中型大型のトンボはチョウトンボより体も大きく、飛翔の能力も高いので捕まえられやすくはなりますね。
チョウトンボのカップル
チョウトンボがオスとメスでつながっている時間は短いです。不思議な飛び方をしているキラキラしているトンボがいたので観察していたら、どうやらオスとメスのようでした。ハスの葉っぱに止まったので、そこでゆっくりするのかと思ったら何秒もしないうちに2匹とも飛んでいってしまいました。その後もくっついたり離れたりしながら何分かはじゃれているように見えたので、飛んでいる間に受け渡しは済ませたのでしょう。