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チョウトンボ

チョウトンボの写真

写真ギャラリー

チョウトンボは金属光沢のある美しい羽を持っている(大阪)

ハスの蕾に止まるチョウトンボ(大阪)

見る角度によって色は変わります(大阪)

タイワンウチワヤンマに捕まったチョウトンボ(大阪)

チョウトンボの飛翔(大阪)

チョウトンボの飛翔(大阪)

チョウトンボの飛翔(大阪)

チョウトンボのカップル(大阪)

棒の先に止まるチョウトンボ(大阪)

羽の美しい光沢(大阪)

ハス池では葉っぱの端っこによく止まります(大阪)

裏から見ると黒色をしている(大阪)

トンボの仲間の中ではチョウトンボの羽は大きい(大阪)

グライダーのようで格好良い羽の開き方をしていました(大阪)

引き込まれそうな美しさのあるチョウトンボの羽(大阪)

風に飛ばされそうになってもしっかりと捕まっています(大阪)

この角度だとパープルカラーですね(大阪)

ハスの緑色とのコントラストが美しいです(大阪)

チョウトンボの羽の拡大。構造色による複雑な色彩を持っています(大阪)

キラキラとてもきれいな日差しの強い日に撮影です(大阪)

チョウトンボってどんな虫?

日本で一番の美麗種

日本に生息するトンボの中では、その形も色も一風変わったトンボです。もちろん他にも美しいと思えるトンボの仲間はたくさんいるのですが、見る角度によって色がかわるチョウトンボの美しい羽は初めてみた人には驚くことでしょう!トンボのイメージが変わると思います。

ハスに止まるチョウトンボ

チョウトンボの写真
小雨の降る中でハスに止まっているチョウトンボ。日本にもこんなに美しいトンボが生息しています。

トンボなのにチョウ?

チョウトンボは羽が大きいのですが、そのおかげで飛び方がちょっと違います。他のトンボと比べてひらひらと飛ぶのが特徴的なのです。その姿からチョウのような飛び方をするトンボということでチョウトンボと名付けられました。

チョウトンボの写真
チョウトンボの羽は他のトンボと比べてもかなり幅が広い。

光の当たる角度によって輝く羽

幅の広い羽に、見る角度によって色の変わる金属光沢が美しいデザインをしています。オスは全体的に青っぽい色で輝いています。メスはオスほどではないですが、緑から青っぽい光沢があります。トンボの中ではその羽は幅広で特徴的な形をしており、羽の美しさも相まって個性的なお洒落さんです。

チョウトンボ(オス)の羽のアップ

チョウトンボの羽拡大写真
チョウトンボの羽をアップで見てみましょう。鮮やかな色彩でキラキラしていますが、この羽は構造色と言われ、光の当たる角度や見る角度によってその雰囲気は変わってきます。透明な羽を持つトンボが多い中でこんなに美しい羽を持つようになったチョウトンボには驚きです。

光や角度によって変わる羽の色彩

チョウトンボの写真
強い光があたって強く輝いています。

チョウトンボの写真
曇りで光は柔らかく色彩のグラデーションが美しいです。
チョウトンボの写真
強い光ですが黒っぽく見えます。

チョウトンボの写真
曇りで光は柔らかくパープルの羽に見えます。

チョウトンボの飛翔

他のトンボと比べれば、飛び方はゆっくりなのですがそれでも写真に撮ろうと思うとやはり素早いです。しかしそんな中でも何枚かは飛んでいるところの撮影もできるもので、キラキラした羽を輝かせながら飛んでいるところを撮影しました。この写真は2枚ともオスの写真で、見ている角度も光の角度も違うので色の出方が少し違いますね。大きい羽だからといって飛び方がヘタなわけではなく、急旋回なども器用にこなして飛び回っています。

チョウトンボの飛翔写真
チョウトンボの飛翔
チョウトンボの飛翔写真
チョウトンボの飛翔を上から

それでも他のトンボのほうが強い

チョウトンボはメスを警護するのに飛行することがあります。この時も2匹のチョウトンボが飛んでいるのを見て、オスとメスかな?と思ってみていたら、そこに向かって大きめのトンボがぶつかっていきました。タイワンウチワヤンマです。「あっ!?」と思った次の瞬間にはタイワンウチワヤンマは棒の先に止まってチョウトンボのオスをむしゃむしゃ食べていました。とてもびっくりしましたが、メスを守って飛んでいたオスならばその役目は果たしたのでしょう。

このように他の中型大型のトンボはチョウトンボより体も大きく、飛翔の能力も高いので捕まえられやすくはなりますね。

チョウトンボの写真
タイワンウチワヤンマがチョウトンボを捕らえた。

チョウトンボのカップル

チョウトンボがオスとメスでつながっている時間は短いです。不思議な飛び方をしているキラキラしているトンボがいたので観察していたら、どうやらオスとメスのようでした。ハスの葉っぱに止まったので、そこでゆっくりするのかと思ったら何秒もしないうちに2匹とも飛んでいってしまいました。その後もくっついたり離れたりしながら何分かはじゃれているように見えたので、飛んでいる間に受け渡しは済ませたのでしょう。

チョウトンボの写真
チョウトンボのオスとメス。

トンボ科まとめ トンボ図鑑

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この記事を書いた人

村松佳優

昆虫写真家/講師/カメラマン/ムシミルの運営。

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カメラマンやイベント運営などに携わりながら、大学の講師やクリエイターの支援活動もし、次代の育成にも力を入れて活動しています!
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