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クルマバッタモドキ

クルマバッタモドキの写真

クルマバッタモドキってどんな虫?

マダラ模様

マダラ模様のかっこよいバッタの仲間です。茶色の地色をしたものがよく見られますが、緑色がベースになっている個体もいます。緑色と褐色を組み合わせたほうがマダラ感は強いのですが、どっちにしてもアーミー感があって素敵な昆虫です。まだらなのは外から見たところだけではなく、羽を広げたときの後ろ羽(後翅)にも黒い帯が入っているのですが、その部分も少しマダラになっています。

ちなみに、トノサマバッタと似ているのですが、悩むことがあったら後ろ羽を見てみると良いです。トノサマバッタの後ろ羽は透明になっているので、迷ったらちょっと広げてみましょう。

色んな場所で観察できる

荒れ地や公園、海岸などでも見ることができます。背丈の低い草地にいることが多いので、木などには登らず地面でよく見かける地上性のバッタの仲間です。

バッタ科

昆虫の分類でバッタ目があるのですが、その中に「バッタ科」があります。クルマバッタモドキはその中の一種です。バッタ目には、他にキリギリスやケラの仲間なども含まれています。バッタ科の近い仲間ではトノサマバッタやイナゴの仲間などが有名です。

クルマバッタとクルマバッタモドキの違い?

マダラ模様が違うと言えば違うのですが、他にも胸の背面がクルマバッタの方が盛り上がっている印象になります。クルマバッタモドキは少し平らな印象なんですね。

他にも、クルマバッタのほうが複眼に入る横線が強く見えるのもポイントの一つです。クルマバッタモドキを上から見た時に、胸のところに「く」の字に見える模様が左右に入っているのですが、左右に入っているので「X」みたいになっています。(緑色の個体ではわかりにくい、もしくは無い)

そして、クルマバッタモドキのほうがクルマバッタよりも多いです。モドキと名付けられている方が普通種でたくさん観察されるのも変な感じですね。

餌(えさ)をあげるなら?

捕まえて観察するのも楽しいですよ。イネ科の植物をよく食べるので、エノコログサ(ネコジャラシ)などを与えるとよく食べてくれると思います。リンゴなども食べるとあるので、イネ科の植物が手に入らないときなどは与えてあげると良いでしょう。

バッタ科まとめ 飛蝗図鑑

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この記事を書いた人

村松佳優

昆虫写真家/講師/カメラマン/ムシミルの運営。

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カメラマンやイベント運営などに携わりながら、大学の講師やクリエイターの支援活動もし、次代の育成にも力を入れて活動しています!
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