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アカスジキンカメムシってどんな虫?
アカスジキンカメムシに出会ったのはキャンプ場でした。少し標高の高い夏でも涼しいキャンプ場でしたが、周りは林に囲まれて水もキレイでいろんな昆虫に出会うことができました。その中でたまたま出会ったキンカメムシです。
曇り気味で、少し冷えを感じるような気温だったせいか葉っぱの上でじっとしていました。木の上の葉っぱで少し高い位置にいたので背伸びをしながら一眼レフを構えてちょっと撮りにくかった思い出があります。
カメムシの仲間は平べったいものも多いのですが、キンカメムシの仲間は背中が高いのが特徴的です。葉っぱの上にいたアカスジキンカメムシがじっとしている姿はまるでカメのようにも見える美しいフォルムでした。
輝くカメムシ
アカスジキンカメムシはキンカメムシの仲間で、特徴としては光沢のある体とちょっと厚みのあるスタイルをしているところです。全体の光沢は金色をまぶしたような緑色をしていてとても美しいです。そこに独特な赤色の筋模様が入っているキンカメムシで、それが名前の由来にもなっています。
アカスジキンカメムシの顔のアップ
キンカメムシ科
昆虫の分類にカメムシ目があります。その中に含まれる「キンカメムシ科」の昆虫のことでアカスジキンカメムシはこの中の一種になります。熱帯を中心に派手な模様の美しいものが多数生息しているのですが、日本でも約10種程が知られています。有名なものではナナホシキンカメムシやアカスジキンカメムシなどが知られています。特に美しいもので「ニシキキンカメ」がいますが、複雑で美しい模様を持っており日本に生息する昆虫の中でも5本の指に入る美しさです。
そんなに臭くない
自分では嗅いだことはないが、そんなに臭くないらしいです(笑)。しかし、そんな話がされるくらいなので臭腺を持って身を守っているのだと思います。
生きているとき限定の輝き
生きている時は美しい金緑色をしているが、死ぬとくすんでしまうそうです。生きているときだけの美しさだと思うと愛おしいものですね。
黒いキンカメ
稀に黒化型と呼ばれる黒っぽい個体が発見されています。全体的にくすんだ黒色に赤色の筋が入っているのですが、違う趣きがあってカッコよいです。生きている姿を一度見てみたいものです。