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コガムシってどんな虫?
水生昆虫のガムシの仲間で、腹面に牙のような突起を持っているのが名前の由来になっています。
「ガムシ」が40mmほどにもなるのに対して、「コガムシ」は17mmほどの小さめのガムシです。
止水域に生息しており、水田などの浅い湿地のような環境を好みます。
身近な昆虫でしたが、全国的に減少傾向で少しずつ見られなくなってきています。
ガムシ科
コウチュウ目の仲間の中で「ガムシ科」に含まれる昆虫で、日本では70種類以上(亜種含)が確認されています。この仲間は水中で生活する「水生コウチュウ」の仲間になります。
この仲間には「ガムシ」や「ヒメガムシ」、「ゴマフガムシ」などが知られています。
コガムシの特徴
水生昆虫の仲間ではゲンゴロウなどが有名で、よく混同されています。
しかし、コガムシはエンマムシなどに近い仲間で泳ぎ方や形態的な特徴にも違いが見られます。
「ガムシ」「コガムシ」「ヒメガムシ」の大きさ比較
コガムシの仲間にも色々いますが、似ているものも多いです。
大きさの違う「ガムシ」「コガムシ」「ヒメガムシ」が揃ったことがあるので、比較してみました!
生態や成長
突起のある1.5cmほどの卵のうを産みます。
幼虫は5~6月頃に確認されています。
泳ぎ方
ガムシの仲間は脚を全部使って歩くように水中を移動します。
バタバタしているように見えるので、泳ぎが上手くないなどと言われますが、しっかりと水中で生活しています。
食べ物や餌(エサ)
幼虫の時は肉食で、捕獲した獲物を水面上に持ち上げて食べる習性があるようです。
成虫は植食性と言われていますが、動物性のタンパク質で金魚のエサなども食べるために雑食ではないかと思います。
藻類や水草などもかじります。
コガムシの寿命
野外での寿命は1年ほどと考えられています。
夏から飼育した個体は、冬も成虫で越して一年ほど元気にしています。
分布や生息環境
日本では、北海道から南西諸島まで全国的に見ることのできる昆虫です。
国外では、朝鮮半島、中国、ロシア極東部など広い範囲で見ることができます。
全国的に減少傾向で、特に南西諸島では絶滅寸前まできているようです。
コガムシの仲間をもっと見る!
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