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カシワクチブトゾウムシってどんな虫?
小さなゾウムシの仲間で、名前にもあるクチブト(口太)になっているのが特徴的です。
ゾウムシの仲間は口吻(こうふん)が長く発達して、ゾウの鼻の様になっているものが多いですが、この仲間は葉っぱなどを食べるのに短くなったと考えられています。
春先に見られるゾウムシで、カシワやクヌギなどの樹上でよく見ることができます。
小さなゾウムシですが、動き始めると意外に素早く動き回り、飛んで逃げることもあります。
ゾウムシ科
昆虫の分類に硬い羽を持つことが特徴の甲虫(コウチュウ)目があります。カシワクチブトゾウムシはその中の「ゾウムシ科」の一種です。この仲間にはシギゾウムシの仲間やシロコブゾウムシなどの昆虫が含まれていて、意外に種類の多いグループです。
長い吻(ふん)と呼ばれる部分が哺乳類の象(ゾウ)のようだと連想して名付けられました。
(クチブトゾウムシの仲間は、吻が短く太くなっています。)
カシワクチブトゾウムシの特徴
似た仲間との見分け方
似た仲間には「ケブカクチブトゾウムシ」や「コカシワクチブトゾウムシ」などがいます。
どちらの種類も、口先の上部分にまで鱗片がついています。
カシワクチブトゾウムシは、口先に鱗片がついていない部分があり、黒くなっているのが特徴的です。
他にも「ケブカクチブトゾウムシ」はこちらの種類よりも毛深くなっている特徴があります。
「コカシワクチブトゾウムシ」は一回り小さいです。
カシワクチブトゾウムシの白バックの写真(画像)
カシワクチブトゾウムシの造形を見てみましょう!
分布や生息地
日本では北海道から九州まで見ることができ、春先から秋くらいまで見ることができます。