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チビコエンマコガネってどんな虫?
小さな昆虫なのでかなり意識していないと見つけることはないと思いますが、イヌのフンなんかにもやってくるので意外に身近に存在しています。こういった昆虫が、そんな動物のフンなどを自然に返すのに頑張ってくれているんですね!
コガネムシ科
昆虫の分類に硬い羽を持つことが特徴の甲虫目(コウチュウ目)があります。チビコエンマコガネは、その中の「コガネムシ科」の一種です。この仲間にはカブトムシやハナムグリ、カナブンなど有名な昆虫がたくさん含まれています。
フンに集まる習性から「糞虫(フンチュウ)」の仲間として呼ばれたりもします。
糞虫(フンチュウ)とは?
主に哺乳類の新鮮なフンに集まる昆虫のことです。動物が消化できない成分を食べて分解してくれるので、生態系の分解者として重要な役割を持っています。
名前の由来
チビコエンマコガネの中に入っているエンマ(閻魔)とはなんでしょうか?
これは閻魔様のことを指しています。
この仲間の中には、動物の死肉に集まるものもいるので、その様子から閻魔様が連想されたようです。
チビコエンマコガネの特徴
頭部や胸部には光沢、羽の部分は鈍い光沢のある体長3mmほどの小さな昆虫です。
オスには小さなツノが生えており、雌雄を見分けるのは簡単です。
チビコエンマコガネのオス♂
チビコエンマコガネのメス♀
チビコエンマコガネの生態
食べ物や餌(エサ)
動物のフンに集まるフン食性の昆虫です。
都市部の公園などでも見られるのですが、そういったところの犬の糞などに集まっているのがよく観察されます。
馬糞やシカ糞にも集まることが分かっています。
チビコエンマコガネの分布や生息地
本州、四国、九州で見ることのできる昆虫です。
国外では、台湾、朝鮮半島、中国、インドシナ半島、マレー半島、タイ、インド、スリランカ、ボルネオ島南部、ジャワ島、スマトラ島など世界的にも広い範囲に分布しています。
市街地の公園や道端の犬の糞などでも見られる昆虫です。
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