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オオフタモンウバタマコメツキってどんな虫?
照葉樹林などで見られる大型のコメツキムシです。
大きな体ですが、ひっくり返すと跳ねるような動きをするのは他のコメツキ同様です。
冬場には、樹皮の下などで越冬している様子もよく観察されます。
特徴的な紋と、大きな体に明るい体色で迫力のあるコメツキムシですね!
コメツキムシ科
昆虫の分類の中で硬い羽を持つのが特徴の「甲虫目」があり、その中の「コメツキムシ科」に属しています。「オオフタモンウバタマコメツキ」はその中の一種です。
日本では800種ほどが知られており、体をひっくり返すと、胸と羽の部分をV字に曲げて、その姿勢を戻す反動で勢いよく飛び跳ねます。その様子がまるで米をついているようなのでコメツキムシと名付けられました。
オオフタモンウバタマコメツキの特徴
羽の横側の中央部分に半円状の茶褐色紋があるのが特徴的です。
全体には白っぽい毛が全体を覆っているので明るい体色です。
まだらな感じなので、樹皮についているとなんとなく馴染んで見えます。
生態
オオフタモンウバタマコメツキの食べ物や餌(エサ)
幼虫は朽ち木の中で他の昆虫などを捕食して大きく育ちます。
成虫は樹液などに集まっているのがよく観察されます。
光にもやってくる
オオフタモンウバタマコメツキには走光性があり、灯火やライトトラップにもよくやってくる昆虫です。
分布や生息環境
日本では本州から南西諸島まで見ることのできるコメツキムシです。
都市部ではあまり見られませんが、雑木林や少し山の方に行くと割と見られるコメツキムシです。
日本固有種
日本固有種で海外では見られないコメツキムシです。
南西諸島方面で見られるものが基亜種となっていて、それより北の本州などで見られるオオフタモンウバタマコメツキは亜種「フタモンウバタマコメツキ」として分けることもあるようです。