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ミドリヒョウモンってどんな蝶?
ヒョウモンと名のつくチョウチョは何種類かいます。その特徴はなんといっても、豹紋(ヒョウモン)と呼ばれるレオパードを想像させるヒョウ柄模様です。ベースの色もオレンジ色が多いので余計にヒョウ柄に見えておしゃれなチョウチョです。
タテハチョウ科
チョウの分類の中にタテハチョウ科があります。ミドリヒョウモンはタテハチョウ科の一種になりますが、ミドリヒョウモンの他にも「ヒョウモン」とついている種類も多いので「ヒョウモンチョウ」の仲間と呼ばれたりもします。ヒョウモンチョウの中で有名なものではツマグロヒョウモンやウラギンヒョウモンなどがいます。
名前の由来は?
羽を閉じたときに見える、後ろ羽(後翅裏側)が緑がかって見えるところから名付けられました。光の角度などで緑色が強調されたりするのですが、パッと見た感じですごく緑色をしているわけではないので注意が必要かもしれません。その緑っぽく見える部分には、三本の白い帯が入っているのも特徴的です。
トゲトゲイモムシ
ヒョウモンチョウの仲間の幼虫はトゲトゲしているものが多いです。このミドリヒョウモンの幼虫も同様で、見た感じの印象はトゲトゲです。黒い地色に、橙褐色のトゲトゲ突起がたくさんついているのですが、頭の後ろから前方にとても長い突起が2本ついているのも面白いです。この突起はトゲというよりは触角のように伸びています。
トゲっぽいのが一番の特徴ではありますが、背中には2本の黄色い帯状の線が入るのもポイントですね。少し似ているツマグロヒョウモンの幼虫は背中に入っているのは1本帯になっています。
オスとメス
オスとメスでは模様も少し違うのですが、前羽の先の方に白い斑紋があるのがメスです。オスには白い斑紋がありません。緑に見える部分はメスのほうが暗く沈んでいて色が強く見えます。
表の羽ではオスでは4本のラインが入って見えるのが特徴的なのですが、メスにはそれがありません。その代わりにメスは羽の輪郭部分の黒い模様が強く出ているので、オスとメスでは雰囲気が異なります。