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ネプチューンオオカブトってどんな虫?
ツノを含めたサイズでは世界で2番めに大きいと言われているカブトムシです。
世界一はヘラクレスオオカブトですね。
アンデス山脈の高地帯に生息し、ライトトラップによる採集でも深夜から早朝にかけてしか見られなかったので長らく珍種とされてきました。
コガネムシ科
カブトムシの仲間は、甲虫(コウチュウ)目のコガネムシ科に含まれています。「ネプチューンオオカブト」もその中に含まれる昆虫で、他にも「ゾウカブト」や「コーカサスオオカブト」、日本の「カブトムシ」などが近い仲間です。
ネプチューンオオカブトの特徴
世界で2番めと言ってもかなり大きく育ちます。
ヘラクレスと似た形態をしていますが、ツノの数が多いので見分けるのは難しくありません。
(小型になると横のツノはかなり小さくなるので注意が必要です。)
オスとメス
オスは頭部と胸部に合計4本のツノ。
メスは黒くてゴツゴツした羽を持っています。
オス♂
メス♀
長いツノ
ヘラクレスは頭部と胸部に一本ずつの2本のツノですが、ネプチューンオオカブトは胸部に3本のツノを持っているので、別の魅力が感じられます。
長く伸びた頭角(とうかく)は世界最長と言われていて、ツノがとても長いです。胸部の長いツノにはブラシがついており、ケンカの時に相手を挟むのですが、その時の滑り止めになります。
大きさでは勝てなくても、ツノの雰囲気でヘラクレスよりも好きだという人もいます。
生態
高地性のカブトムシで暑さには弱いので、飼育する場合は注意が必要です。
雨が降った後に活発になり、深夜に活動する夜行性です。
食べ物や餌(エサ)
朽ち木や木のうろにたまった腐葉土に潜り込んで産卵されます。
生まれた幼虫は、朽ち木や腐葉土の中で1年半~2年半かけて成虫になります。
成虫は樹液や腐った果実を好みます。
飼育する場合は、市販の昆虫ゼリーを与えます。
明かりにやってくる
明かりに飛んでくる習性を持っています。
ライトトラップにもやってきますが、深夜から早朝にかけての時間帯が多いようです。
分布や生息地
ベネズエラ、コロンビア、エクアドル、ペルーにまたがるアンデス山脈に生息しているカブトムシです。
標高が高く、少し涼しい場所を好む、高地性の昆虫です。
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