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イトカメムシってどんな虫?
イトカメムシ科
昆虫の分類でカメムシ目のイトカメムシ科があります。その中に含まれる昆虫の一種です。その特徴としてはカメムシの仲間の中でも糸のように細い体や脚が特徴的です。
細い、長い、小さい
細くて小さいので見つけづらい昆虫ですが、他の昆虫を探しているときにしゃがみこんだ時など、ふと目に入ってきます。小さいですが、よく見ると顔や長い口などがカメムシの特徴を持っているのでイトカメムシとわかるようになります。
幼虫は緑色
成虫は茶褐色の印象で、お腹の部分は少し緑っぽいです。幼虫は緑色で細く小さいので葉っぱに馴染んで見つけにくいです。
雑食の昆虫
草の汁を吸うとされているのですが、アブラムシなどの小さな昆虫を捕食している姿を見かけることがあります。
イトカメムシが小さな昆虫を捕らえた写真
実は背中に棘(トゲ)がある
胸の後ろの小楯板と呼ばれるところトゲがあります。トゲを持つカメムシの仲間も多いのですが、細くか弱い印象だったのでちょっと驚きました。
突起状の臭腺(しゅうせん)がある
カメムシは臭い匂いを出すことで知られますが、それは臭腺(しゅうせん)と呼ばれる器官から出される物質によるものです。胸のちょっと後ろくらいの両サイドに2本の臭いを出す突起があるようです。危険を感じたときなどに身を護るために臭い匂いを出すのです。
アメンボみたい?
細長く進化した昆虫は他にもいます。同じカメムシ目に入っていて、似たような形の昆虫にはアメンボがいます。アメンボは水の上をスイスイ泳ぐことでも有名な昆虫ですね!他にも、細長くて有名なものにはナナフシなどがいます。大人のナナフシは大きいのですが、生まれたての幼虫は小さめで、体や脚(アシ)も細く長いので似ている雰囲気を持っています。
アメンボやナナフシに似ているけれど、細い糸みたいなカメムシだよ!