センチコガネ科とは?
コウチュウ目に含まれるグループで、黄金虫の仲間なのですが、その中でもセンチコガネ科として日本では3種程が知られています。
センチコガネの仲間は動物の死体や糞に集まる「糞虫(ふんちゅう)」として知られています。
糞に集まることでびっくりするかもしれませんが、美しい種類が多く愛好家も多い昆虫です。
センチコガネ科の種類 写真ギャラリー
Geotrupidae
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センチコガネの名前について
センチコガネの「センチ」とは一体なんでしょう?
これは昔トイレのことを「雪隠(せっちん)」と呼んでいたことに由来します。
成虫も幼虫も動物の糞を食べるので、そこからトイレを連想して名付けられたのですね。
センチコガネは糞虫の仲間
センチコガネの仲間は糞虫と呼ばれる昆虫です。
糞虫とは字のごとく、動物の糞などを食べる昆虫で、他にも死骸などに集まったりもします。
自然環境の「分解者」としての役割
動物の糞に集まるということで、変なイメージを持つ方もいるかも知れません。
しかし、この生態にはとても重要な役割があります。
動物の糞などが土に還っていく助けをしているのですね!
糞虫が動物の糞を食べて分解してくれることで、土に還っていくスピードが上がります。
もし、糞虫がいなかったらこの世界には分解の間に合わないものであふれる可能性もあるのです。
衛生的にもよくないので、病気が蔓延する原因にもなりかねません。
糞虫の仲間は自然を良好に保つために、重要な役割を持っているのです。