写真ギャラリー
オンブバッタってどんなバッタ?
おんぶしているのが名前の由来
おんぶしているように見えるのは実はオスとメスです。
子孫を残すために求愛で上に乗っているのですが、オスはメスよりかなり小さいので子供のように見えるので、まるで親子のようですね!
バッタの仲間では、他にも親子のように見えてしまう種類がいます。
ショウリョウバッタなどもオスとメスに、体長の差がかなりあるので親子のように見えてしまいます。
身近なバッタ
オンブバッタはとても身近な昆虫で、都会の中でも見られるバッタです。
小さめのバッタで、遠くまで逃げないので子供にも捕まえやすい昆虫です。

オンブバッタの特徴
オンブバッタのオスとメスの違い
オンブバッタの雄(オス)と雌(メス)を見分けるのは簡単です!
大きさが全然違うからです。
メスの方が体長も大きく、全体にふっくらした印象。
オスは明らかにメスよりも小さく、全体的にほっそりとした印象。

上に乗っているのが交尾をしようとやってきたオスです。

全体的に小さく、ほっそりとしています。

全体的に大きく、ふっくらとした印象です。
色々なオンブバッタ「緑色型」と「褐色型」
オンブバッタでよく見られるのは緑色の個体ですが、まれに茶色い色をした「褐色型」と呼ばれる個体も出現します。
「緑色型」
みどり色で一番良く見ることのできるタイプです。




「まだらな色彩」
みどり色とかっ色がまだらになったタイプで、あまり見かけないタイプです。


「褐色型」
かっ色のタイプで、枯れた植物の色に似ています。
よく探していると見つかります。


いろいろなオンブバッタ



オンブバッタの幼虫

オンブバッタが出す醤油のような黒い液はなんだろう?
オンブバッタに限りませんが、バッタの仲間を捕まえると口から黒い液体を出すことがあります。
これは一体なんなのでしょう?

子供のころはこの黒い液体のこのことを「醤油(しょうゆ)」と思ってショウユバッタと呼んだりもしていました。
しかし、調べてみるとどーやらこれは胃の内容物なんだそうです。
捕まったときなどの、びっくりした緊張で胃が収縮し、戻しちゃってるんだそうな。
ただ、普通に食べたものが出てくるだけなら緑色になっているのではないでしょうか?
黒い液体にしているのには何か理由があるようにも思えますが、よくはわかりません。
アカハネオンブバッタとの違いや見分け方
アカハネオンブバッタの見た目はオンブバッタとほとんどかわらない種類です。もともとは海外を中心に、日本では南西諸島に生息していたのですが、2011年頃から関西圏でも確認されるようになってきました。
確実に見え分けるには羽をちょっとめくってあげるのが良さそうです。
「オンブバッタ」の後ろ羽は透明


参考:「アカハネオンブバッタ」の後ろ羽は赤い色

そして、後ろ羽の幅もアカハネオンブバッタの方がかなり広いことがわかります。

オンブバッタの分布や生息地
オンブバッタは全国的に見ることのできる昆虫で、都市部の公園などでも普通に見ることができます。
花壇の植物に登って花びらを食べている姿もちらほら見かけます。