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クロコガネってどんな虫?
名前の由来
黄金虫といえばピカピカしているイメージもあるかと思いますが、クロコガネは黒いコガネムシの仲間です。
ですから、名前は黒いコガネムシだからということでそのままつけられていますね!
クロコガネの一生
クロコガネの卵は土の中に産み付けられます。そして生まれた幼虫は木の根などを食べてすくすくと育ち、土の中で蛹(サナギ)になります。
羽化をして成虫になります。
コクロコガネやオオクロコガネとの違いは?
まずは頭の付け根(前胸背前縁)に沿って毛が生えていないのが「クロコガネ」です。
コクロコガネとオオクロコガネは、サイズ感や背面の光沢がオオクロコガネの方が鈍い点などで区別します。
生息地と分布
北海道から九州までの海岸から丘陵で見られます。割と数の多い普通種ですので、見かける機会も多いかと思います。
食べ物、餌(エサ)は?
成虫は広葉樹などの葉っぱを食べる。幼虫は土中で過ごし、木の根などを食べて育ちます。
人が植えているものの根を食べたりするので、人によっては害虫となってしまいますね。
プランターの中からも見つかったりします。
夜行性で灯火にやってくる
明かりに飛来する夜行性ですので、街灯の下などにいるのをみかけることがよくあります。
クロコガネの出会い
街灯の下にやってきたクロコガネがつながっていた。オスはどこにも捕まっていないので、つながる部分だけでぶら下がっているように見えてすごいです。
越冬
成虫で越冬します。土の中から出てきたという話を聞くので、土中で越冬するのだと思います。
コラム:深夜にダンゴムシを見ていたら
深夜に帰宅している時に、公園の道端の街灯の下に動くものを見つけたんですね。草木が色々生えているところにダンゴムシがたくさん登っていたのです。
街灯の下なので良く見えて面白かったので、近くによっていって観察していました。
なんとなく他にも面白い虫はいないものかと思って周りを見渡した時に見つけたのがクロコガネでした。
夜行性なので夜の時間に活動しているんですね!
2ペアをみつけたのですが、片方のペアはつながっていたのですが、もう一方のペアは同じ葉っぱにとりついたままピクリとも動きません。
気温が少し低かったせいもあるかもしれません。死んでいるのかと思ったけど、息を吹きかけると触角だけぴくっと動いたんですね。
街灯までは飛んでやってきただろうに、動けなくなってるんじゃしょうがないなぁと思ったものです。