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シバスズ

シバスズの写真

写真ギャラリー

シバスズのオス(大阪)

オスは羽の模様が複雑(大阪)

葉上に止まっている(大阪)

メスの羽は短めでオスと雰囲気が異なる(大阪)

メスの幼虫(大阪)

オスの幼虫(大阪)

実はどこにでもいる身近な昆虫(大阪)

シバスズ(大阪)

ヒバリモドキ科まとめ 雲雀擬図鑑

シバスズってどんな虫?

足元に住んでいて、小さいので見つけにくいですが、実はどこにでもいる身近な昆虫です。
都心部でも、庭や公園などで見られます。
草丈の高いところでも見かけますが、体長が小さいこともあって、空き地などのほうが見つけやすいです。

シバスズの写真
明るい体色で、1cmないくらいの小型の昆虫。

ヒバリモドキ科

昆虫の分類でバッタ目があります。その中にヒバリモドキ科は含まれており、シバスズはその仲間の一種になります。

シバスズの特徴

羽には艶がありますが、他の部分にはツヤは少ないです。

長翅型と呼ばれる、後翅の長いタイプもよく出現し、灯火などにも飛んでくるようです。

オスとメス

羽の模様と産卵管の有無で、オスとメスの区別はつきます。

シバスズの写真
オス♂
シバスズの写真
メス♀

オス♂の写真

シバスズの写真
オス♂:上から
シバスズの写真
オス♂:横から
シバスズの写真
オス♂:触角のお手入れ

メス♀の写真

シバスズの写真
メス♀:上から
シバスズの写真
メス♀:目がくりっとしてる
シバスズの写真
メス♀:横から

生態や成長

食べ物や餌(エサ)

いろんな植物や、昆虫の死骸など食べているようです。
飼育下ではナスなどあげると、よく食べていました。動物性のタンパク質ではニボシや金魚の餌などが良さそうです。

シバスズの写真
ナスとシバスズの幼虫

幼虫

幼虫も大きく育つと、羽が短いくらいで印象は大きく変わりません。
成虫でなくても産卵管の有無でオスとメスも区別がつきそうです。

シバスズの写真
産卵管がないのでオス♂の幼虫
シバスズの写真
産卵管があるのでメス♀の幼虫

分布や生息環境

北海道から九州まで広く見られます。
鹿児島の徳之島北端まで見ることができ、徳之島の南側やそれより南の南西諸島では、類似種の「ネッタイシバスズ」が生息しています。

ヒバリモドキの仲間をもっと見たい!

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この記事を書いた人

村松佳優

昆虫写真家/講師/カメラマン/ムシミルの運営。

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カメラマンやイベント運営などに携わりながら、大学の講師やクリエイターの支援活動もし、次代の育成にも力を入れて活動しています!
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